2011年1月1日から3日間、生まれて初めて宮城県に行きました。
そこで偶然、月島海水浴場を見つけ、そのあまりの美しさと清清しさと静けさに
心を打たれました。
潮騒を聴くだけで、心が静まりました。
ヨガも非常に集中して心地よく行えました。
宮城県 東松島市 宮戸 月浜(3/23)の現状以下のリンクの動画で確認できます。
http://www.youtube.com/watch?feature=player_embedded&v=sJwAeRn4ywo
再生時間で、2~3分に月浜海水浴場の様子が撮影されています。
私が行った1月にみた建物のほとんどが津波で倒壊していました。
自分が時間を過ごした場所の変わり様に、今回の災害の現実味が一気に増しました。
被害にあわれた方々に心からお見舞い申し上げます。
倒壊した建物をみて改めて今回の災害の恐ろしさを実感した上で、
私は、海の美しさがまったく変わっていないことに驚き、静かに感動しました。
自然は常にあるがままでそこにあり、美しいことを再確認しました。
そして、無常つまり常に変化しているからこそ壊れない。
変わらない、普遍なのだと感じました。
人間の作り出したものは必ず壊れます。
それは、本来無常であるものを、常にそこにあり続ける努力こそが、
人間が物をつくりだすことだからなのかもしれません。
ある精神科医は、統合失調症のことを、
「自分は他人と違うということを思い続ける悲しいまでの努力。」
と表現していました。
自分を社会を物を環境を、すべてのことにおいて真実とことなる方向性を目指す
努力は悲しみを生みます。
維持や進歩だけでなく、
崩壊と再生をも受け入れられる社会に変わっていかなければならない段階にきているように感じます。
そして、それは個々人がヨガによってその必要性を、真実を感じるところから始まるのだと思います。
ちなみにその旅行の中で、松島町磯崎にある「高栄水産」さんでカキを堪能しました。
ご主人と奥様が明るくて気さくな方で、非常に暖かく迎え入れていただいたことを覚えています。
カキは安くておいしいし(1個100-200円!!)、いくつもサービスで食べさせてもらっちゃいました。
その「高栄水産」さん、
HP
で確認したところ、
沿岸部にあるのですが被害は少なかったようで、
現在、復興に尽力されているようです。
よかったよかった。
維持することを否定しておいて、無事を喜ぶのは矛盾しているようですが、
いいんです。矛盾あってこその人間ですので。
yohsuke