マーク・ウィットウェル先生による講師養成講座 第2期 6日目 | Yogastudio Internal Blog

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YogaStudio Internalは、jymaの認定校であり、
銀座 綿本ヨガスタジオで講師を勤める
小野さつきが山梨県で主宰するヨガスタジオです。

マーク・ウィットウェル先生による講師養成講座 第2期 6日目


2/21-2/27の7日間、

東京都目黒区祐天寺のヨガスタジオ「オハナスマイル」にて、


Studio URL http://www.ohanasmile.jp/


マーク・ウィットウェル先生による講師養成講座 第2期を受講しています。



TT詳細 http://www.yoga-gene.com/contents/ws_and_etc/yoga-of-heart-teacher-training.html#content


ヨガジェネブログ 「マーク・ウィットウェル先生による講師養成講座 DAY13」

http://www.yoga-gene.com/contents/member_blog/mark20110226tt.html#more



今日は6日目です。

午前中は、引き続きTTメンバーの近況をシェアし、

午後は各自の個人練習を45分で行いました。


午後の個人練習は実に興味深いものでした。


私は、家で個人練習をしたことはあるのですが、

スタジオの中で複数の人と同時に個人練習をしたのは、初めての体験でした。

それぞれ別々のことを行っているのに不思議な一体感を感じました。


他のTTメンバーからも、非常に心地よい座法瞑想を味わうことができたという意見をききました。


練習の様子を見ていたアシスタントのベロニカは、

「何か神聖なものを見ている気分だった。」といっていました。


この練習方法は、アシュタンガヨガのマイソール形式に似ています。


しかし決定的に違うことは、アシュタンガヨガのマイソールは明確に練習メニューが決まっており、
指導者の許可を得てステップアップしていくのに対して、


今回の練習はメンバーそれぞれが自分で考えた、
自分に合った練習メニューを自分のペースで行ったことです。


アシュタンガヨガのマイソールは、人間の優越感と劣等感の存在を見落としていると私は思います。

内面に集中しやすい人は、よいかもしれませんが、なかなか集中できない人は、
どうしても自分と周囲の人の違いを気にしてしまうと思います。

その上、ステップアップしていることが明確に分かるということは、
その逆もしかり、ステップアップできていないことも明確に分かってしまうわけです。

優越感と劣等感を刺激して当然です。

厳しく高め合う強靱な精神もしくは、強靱な肉体、強烈な願望、
欲望をもった人しかできない特殊な修業になってしまうわけです。



私は、社会の中で生きてきて何度も劣等感と優越感の繰り返しを何度も経験してきたので、

大切なヨーガの時間においては少なくともそれをあえて感じる気にはなれません。



マイペースが1番ですね。



午前の近況のシェアの中で興味深い話題がありました。


それは、このマーク・ウィットウェル先生による講師養成講座の進行方法についてです。

第1期は、そのほとんどがメンバーとマーク先生の対話で、
指導のための特殊な技術はあまり説明されませんでした。
それに関してTTメンバーの中に不安が芽生えたようです。
当然です。勉強しに来ているわけですから。
技術も必要です。



私自身は技術を提供し続けることにヨーガの真髄とのずれと、
常に新しい技術を勉強し続けなければいけないことに辛さを感じていたので、
マーク先生の自由で愛情深い姿勢に指導者としてのあるべき姿をみることが
できて単純に満足していました。



私は思うのですが、私達は学校の授業やセミナーに慣れすぎてしまっているのではないでしょうか?

心の交流のない一方的に情報を提供されることに慣れすぎてしまっていて、
指導者にそれを求めて、自分が指導者になった時に提供しなければいけないというプレッシャーを

常に感じる悪いサイクルに陥っているのではないでしょうか?

それは、アシュタンガヨガのマイソールと同じで、
厳しく高め合う強靱な精神もしくは、強烈な願望、
欲望、名誉欲をもった人にしかなれないものに指導者というものを設定してしまうのではないでしょうか?



マーク先生は、指導者はふつうの人で、

指導者と生徒は対等だと、お互いを思いやる友達だとおっしゃっていました。



友達だからこそ、指導者は生徒に自分のできる範囲で一生懸命、知識や技術や愛情を注ぐのです。


友達だからこそ、お互いがお互いから自然と学び合い尊重することができるのです。



必要な技術や知識は、生徒さんを思いやること、愛することで生徒さんから学ぶことができると
私は自身のレッスンの経験から確信しています。



わからないことは分かりません。解決できない問題もあります。


あなたを無条件にやさしく思いやり、愛してくれる友人がいれば、

心が暖かく穏やかになり、身体の不調も解消すると思いませんか?



私は素直に人を愛する指導者になりたいと思います。


何故なら、私自身が素直な人が好きで、愛されたい愛したいと願っているからです。




yohsuke