先ほど、
NHKの「NHKクローズアップ現代」という番組を見ました。
知り合いから勧められていた番組を、
たまたまテレビをつけたらやっていたので、見ました。
テーマは
「障害を活かせる社会へ~アスペルガー症候群と向き合う~」
です。
社会に出てから不適合を起こして、
診察を受けて判明するというケースが増えているそうです。
不適合の体験から、精神障がいを併発させる方も多いそうです。
他人の気持ちを察する、言葉の裏の意味を理解するといったことができないことが、
代表的なアスペルガーの症状と言えるそうです。
そんな障がいをお持ちの方々の、障がいを持つが故の強み(ストレングス)
を活かす企業の取り組みを紹介していました。
対人関係以外の部分で才能を発揮できるように努力している企業があるようです。
ちなみにたまたま気が向いて、
今日の夕方にストレングスモデル(強みを活かす支援方法)の本を初めて読みました。
解説者の方の最後のコメントが印象的でした。
「社会は異質なものを受け入れた時に進歩する。
閉塞している今の日本にはそういったことが
必要とされているのではないでしょうか。」
日本人の不得意とする部分ではないでしょうか?
「察しと思いやり」のすばらしい文化も、
その「察しと思いやり」を強要する文化なってしまっては、
本末転倒です。
そうならないためにも、私たちは理解できないものから学び、
共感の幅を広げることが大事なのだと思いました。
ちなみに、たまたま昨日行ったファミレスのバイトの男性が、
アスペルガーっぽい方でした。
会話から察するに、やはり他のバイトの方とうまくいっていない様子でした。
「ちなみにたまたま」だらけの文章になってしまいましたが、
意図せずにいろいろなことがつながる2日間でした。
yohsuke
番組情報:
URL:
http://cgi4.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail.cgi?content_id=2880
2010年4月21日(水) 19:30~ 放送 NHKクローズアップ現代
障害を活かせる社会へ~アスペルガー症候群と向き合う~(仮題)
引きこもり、うつ病など20~40代の間で深刻化する問題の背後の多くに、実
はアスペルガー症候群が潜んでいることがわかってきた。アスペルガー症候群は
脳の機能障害で、知的障害はないが他人の気持ちを推し量ったり、暗黙のルール
を理解できないため、職場では「変わった人」と見られ、孤立を深めて社会から
ドロップアウトしていく人が少なくない。一方でIT技術など特定の分野におい
て秀でた能力を持っている人も多く、周囲が障害を理解し、対応を工夫すれば、
目覚しい活躍をすることも分かってきた。企業でも今、アスペルガー症候群の人
を積極的に採用し、その力を活かそうという取り組みが始まっている。“アスペ
ルガー症候群の人”たちが社会で活躍するためには何が必要なのか、当事者と雇
用する側双方の取材を通して考える。
正高 信男さん