ごきげんようみなさま。

 

必殺☆マインドフルネス実験の続き。


詳しくはこちら↓

必殺☆マインドフルネス実験Vol.4

 

 

前回は頭蓋骨に英語を響かせるとか
わけわかんないことに気づいたわけですが
TOEICを解いていく中でまた気づいたことがあり

書きに来ました。
(いや英語に集中しろよ。)

 

TOEICは7つのパートに分かれていて
パート1~4がリスニング
パート5~7がリーディング
です。
(説明しなくてもご存知とは思いますが、私のようにTOEIC初心者もおられるかもしれないので...)

後になればなるほど、難しくなっていきます。
特にパート7はなんと3つのパラグラフに分かれていて
図やグラフなども入ってきてとっても難解。


こんな感じ⇓

EIGOしかない。
(そりゃそうやろ、ドイツ語とかあったらおかしいわ)

右下が問題で、3つのパラグラフをもとに
約5つの問題に答えます。
例えば
What session does Ms.Jansen want to move to the 1:30 P.M. time slot?
とか、
According to the first Email,what is the plan for dinner on Day 3?
とか。

パート7はおおよそ一問一分で解かないといけないそうで
全部を丁寧に読んでいる時間はありません。
なので以下の方法が基本の公式のようです。

 

最初に問題を読む

 ↓

その情報を探すように本文を読む

 

(もちろん先生によってやり方は様々だと思いますのである一例だと思っていただければ!)

目線でいうとこんな順番。


で、気づいたこと。

問題が覚えておけない。

これ、致命傷。
例えば最初に
According to the first Email,what is the plan for dinner on Day 3?
と読む。
   ↓
「そうか、最初のメールでディナーの計画が何なのか探すんだな!」
とまでは思えるんですが、いざ本文に入ると
   ↓
「アレ?何探してたんだっけ?」
   ↓
また問題を確認する。
   ↓
「あ、そうか、ディナーについて書かれていることを探さなきゃ!」
   ↓
「どこまで読んだっけ…
さっきここまで読んで、あれ、内容なんだったっけ…」
   ↓
また本文読み直し

無限ループ!!/(^o^)\

 

 

 

 

~英語の問題が解けないのは脳の使い方の問題?~

 

これを打破しないと一生問題解けないぞと思い

また必殺内観で調査した結果、

これ、一見英語ができないからに見えますが

(もちろんそれが一番の要因ですが)

脳の使い方、正確には意識の使い方の問題でもあるなと思いました。

というのも、私に求められているのは語学力と同時に

 

あるものに意識を向けながら(問題を片隅に置きながら)

もう一つのことに集中する(本文を読む)

 

つまり二方向に意識を向けておく、という意識の使い方。

これ、まさにマインドフルネスの領域なので詳しく説明していきますが
私たちは常に何かに意識を向けています。


例えば、目の前の花がきれいだと思ったらその花に意識が向いていますし、
今日の晩御飯は何にしようと思ったら晩御飯に意識が向いていますし、
お腹が痛いなと思ったら内臓や身体感覚に意識が向いています。

これをマインドフルネスでは注意(attention)という言い方をして
その総量を注意資源という言い方をします。
資源というからには、注意は枯渇します。
際限なく注意がアレコレ向けられるわけではなく、
向けられる総量は決まっているといわれています。
ただ、常に私たちは内側、外側に注意を向いています。

 



そして今この注意資源が過剰に使われていることで起こる
新しい健康被害が出てきています。

それが、脳疲労です。
正式な医学用語ではありませんが
脳が疲れている状態。
私が普段お伝えしている瞑想のクラスは、
この脳疲労を取るためのクラスです。
身体の疲れと同時に脳の酷使状態をリセットして
最高の脱力へと導いていきます。

というのも、インターネットの発達のおかげで、
私たちは「今すぐに」「どこでも」「どんな情報でも」
得られるようになりした。
新型コロナウィルスも、
テレビやニュースのおかげで
最新の情報が毎日入ってくるのではないでしょうか。

この20年間で私たちが取得する情報は
1万倍にも膨れ上がった
という報告もあるほどです。

それにより、脳の情報を取り入れる部分がパンクし、
脳がオーバーワーク、疲弊してしまうという状況が
今を生きる私たちに起こっているようです。


また、例えばFacebookやライン、
インスタや仕事のメールなど、
常にあっちこっちからのアクセスがあるため、
自分が今何に注意を向けていいのか注意の焦点が定まらず、
自分でコントロール下に置きにくくなっている
ことも挙げられます。
これが、現代人が集中力の低下を感じる一つの要因です。

マインドフルネスに興味を持たれてお越しになる方で
ご要望が多いのが、睡眠(休息)と集中力なのですが
上記を踏まえると、なぜマインドフルネスが
今この時代に求められているのか
ご理解いただけるのではないでしょうか(^^♪

なので、
・集中力が落ちてきたな
・考え事が止まらないな
・脳が疲れているな
という場合は、
あれこれに注意が行き過ぎているマルチタスク状態の脳を、
一旦シングルタスクに切り替えてあげることがおススメです。

それは「呼吸を感じる」というシンプルなことでもいいですし、
自分が好きな、例えば「波の音を聞く」とか、
「イラストを描く」とか、
自分の没頭できることでも良いのです。
ただ、何か一つのことに脳の注意を定めてあげると
脳の疲弊は軽減されます

 



と話は逸れてしまいましたので、
一旦英語学習に戻します。

~英語学習は器用なマルチタスク脳が必要?~

上記の脳の疲れは、
沢山のことを一度に行える器用さ
つまりマルチタスク脳として
人間の脳が高度に発達した際に起こる弊害です。

では、今回英語学習中の私に起こっていることは何かというと
むしろ、脳がまだ器用さを手に入れていない、
要するに脳をマルチに使えない

ということです。

英語を読む、理解する、というのは言語領域の部分ですが
問題を念頭に置きながらもう一つのことに集中する、
は、記憶領域も一緒に使っていることになります。

しかし、私のように英語に慣れていない場合、
脳が読むことに一生懸命です。

すると、
注意資源が本文を読むことにしか向けられず
問題の方にも注意の矢印を置いておくことができない

 

運転で例えるとわかりやすいでしょうか。
最初は真剣そのもので前ばかりしか見えなかったのに、
繰り返していくとどんどん後ろの状態や
サイドミラーも常に意識しながら
運転できるようになりますよね。

 

※どう訓練しても寝ながら運転できるようにはなりません。

 

一生懸命になってしまう英語には
まだ読みながら質問を覚えておくという
器用な使い方ができないわけです。

では、この注意を分割させて
問題を解いていくためにどうしたらいいのでしょうか。

長くなったので次回に続きます。

しかし、その前に自分に言ってやりたい。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こんなことする間に勉強しろ

 

 

 

 

 

続き書きました↓