4月になって、世の中のいろんなものが変わります。

幼稚園を卒業した子がランドセルを背負う毎日に変わる

小学校を卒業した子が学生服を来て登校する毎日に変わる

生活に関わる日用品も値上がり、ニュースで掻き立てられると今日のお買い物が変わる

3月31日が4月1日になっただけでいろんなものが変わるようだけど、時は過ぎてシーンや環境が変わっても私自身は昨日から今日にかけて劇的な変化は、まず、ない。

何かの節目が来るたびにそう考えてしまう。

誕生日が来るたびに

新年が明けるたびに

今年は初めて花壇のローズマリーの花が咲きました。

咲かなかった花が咲くのはすごいことです。この子は一体どんな努力を今日までしてきたのでしょう。

春になったから変わったのではないと思っています。

これまでの何年も毎日、毎日、そのための準備を続けてきたから今日、このタイミングで変化の形を示しただけで、ローズマリーもきっと昨日から今日はほぼ変わりはないのだろうと思えてくるのです。

だから「咲いた！咲いた！」と急にスマホで撮影する私を見たローズマリーからすれば「ふっ、愚かなヤツめ。こっちはずっと前からやってたんだよ！」と言われた気がした。

取るに足りない日常の積み重ねこそが自分自身を磨くための大事な時間なのだと実感しました。

ちなみに、この子も見た目にはまだ動いていない。楷の木です。

一応、昨日「おーい。春だよー」と声をかけておいた。

もちろん、この子は言いたいだろう。「いや、休んでないから。今やってるとこだから」と。

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