いつもご覧いただきありがとうございます。

yogaインストラクターmadokaです。



随分とご無沙汰になってしまいましたが、
皆さんお変わりありませんか?


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さて、今回は産後のお話。


人生最大の命がけの大仕事、出産を終えて。。。


・なんだか心細く、孤独感がある
・得体の知れない不安を感じる
・些細なことでイライラする


こんな風に感じている女性、少なくないと思います。


日中赤ちゃんと2人きりだし仕方ない
慣れない育児でちょっと疲れただけ


確かにそうかもしれませんが、実はホルモンも関係しています。





先ずは心細さ、不安、孤独感について。

お話は妊娠中にさかのぼりますが、
妊娠するとエストロゲンというホルモンが増えます。
これはお腹の中の赤ちゃんの発育を促し、さらに自律神経を整える働きがあります。
幸せホルモンと呼ばれたりしますね。
ところがこのエストロゲン、妊娠後期をピークに出産直後からガクッと減ります。
ここで神経細胞の働きが変わり、強い不安や孤独感を感じる方がいらっしゃいます。


一日中赤ちゃんと2人きり。
赤ちゃんが何しても泣き止まない
母乳が出ない
自分の赤ちゃんが愛おしいと思えない

エストロゲンの減少により強い不安を感じ、それが強くなると
“私は母親失格なんじゃないか。。。”

と感じさせてしまいます。






次にイライラについて。

産後、どういうわけだか些細なことでイライラしてしまうという女性。
多いですね。

私もそうでしたが…。

これもホルモンの変化が原因です。
それはオキシトシンと呼ばれ、筋肉を収縮させる働きがあり、出産時に子宮を収縮させて赤ちゃんを産み出す働きをします。
それだけでなく、母乳を出したり愛情を深める働きもありますが、
同時に攻撃的になります。

赤ちゃんを育てるお母さんにとって、攻撃の対象となるのは。。。

信頼できない人や育児に非協力的な人。

これも全て赤ちゃんを守るためですが、こう言った人を敵とみなしイライラして攻撃してしまいます。



(ここで敵とみなされ攻撃を受けがちなのがパートナー、ご主人ですが、そのことについてはまた今度)





以上、大まかに2つに分けて書いてみました。


このような状態で日々赤ちゃんのお世話をしている女性が居ることを頭の片隅でもいいので置いておいていただけると嬉しいです。


というのも、


新生児の死亡事件
妊娠中や産後の女性の自殺


が多いという事を知り、そうなるに至った経緯はいろいろあるにせよ
ホルモンの増減による不安定な精神状態も、この悲しい出来事の隠れた原因のひとつかもしれないと感じたからです。

妊娠中の方は、
ご自身が産後このような不安定な気持ちになるかもしれない、
もしそうなった時はどうしようか対策を考えてみたり、
周りの方は、
苦しんでいる産後女性にどんな風に寄り添ったり
手を差し伸べたりするのがいいか考えたりと、
知ることで準備出来ることがあるような気がします。


1人でも多くのお母さんたちが笑顔で育児ができますように
一つでも悲しい事件が減りますように、と願いを込めて。。。