2014年4月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1374ページ
ナイス数:125ナイス

七夜物語(上)七夜物語(上)感想
久々の川上弘美氏作品。小学4年生のさよちゃんと仄田君が経験する夜の世界の物語。人語を話す大きなネズミがでてきたり、同じ行動をループする世界に行ったり、若い頃の両親にあったりと不思議なことを経験する二人。単なる少年少女向けのファンタジーではなさそうな気がするが、後編でどうなるでしょうか?
読了日:4月19日 著者:川上弘美
ロートレック荘事件 (新潮文庫)ロートレック荘事件 (新潮文庫)感想
筒井康隆氏のミステリー。筒井氏というとSFのイメージが強く、その筒井氏のミステリーだから気まぐれに書いたのかと思いきや、意外や意外、おもしろかったし、騙された。ロートレックの作品が多く飾られた屋敷で起こる連続美女殺人事件。犯人は内部の人間と思われるが、アリバイや動機が不明なことから読者は誰が犯人なのか見当がつかない。そして、明かされた真実は思いもよらないものであった。結末を知って再読すると、また楽しめそう。ただ、もっとロートレックの絵が重要な役割を果たすものだと思っていたが・・・
読了日:4月15日 著者:筒井康隆
チルドレン (講談社文庫)チルドレン (講談社文庫)感想
伊坂幸太郎氏の短編だけど連作した長編(?)、「チルドレン」を読了。あらゆることに自信たっぷりの男、陣内を軸に彼の周辺に集う人々に起こる不思議な出来事の数々を解き明かしていく。「いかにも伊坂幸太郎!」って感じのストーリーはいつもながらに楽しめるなぁ。個人的には「チルドレン」と「レトリーバー」が好き。
読了日:4月8日 著者:伊坂幸太郎
シアター! (メディアワークス文庫)シアター! (メディアワークス文庫)感想
久しぶりの有川浩。ちょっと嫌なことがあった後なので、爽やかそうな本を読みたくて選んだけど、正解!小劇団の主宰をやっている元いじめられっ子の弟、巧と、そんな弟を叱咤しながらも温かく見守る兄、司。巧の小劇団の改革を司が徹底的に、だが根底には優しさを持って実行していく。彼らに小劇団のメンバーと新入の声優、羽田が絡まり合い甘酸っぱい青春群像劇を繰り広げていく。なんか、劇団って楽しそうだなぁと思わせるお話だが、これを3カ月で書き上げたって、ビックリ!
読了日:4月3日 著者:有川浩

読書メーター
2014年3月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:1673ページ
ナイス数:82ナイス

ユリゴコロユリゴコロ感想
初沼田まほかる作品。図書館でなかなか読めなかったので、ブックオフで購入して読んだ。死期が迫った父親の家の押し入れに仕舞われていたノートに書かれた驚愕な話と、これを読んだ喫茶店店主の息子、亮介が調査する内に見えてきた衝撃の真実。ノートの物語と、亮介の話がどう結びついていくのかと思っていたが、こういう風になった訳ですね。読書前のイメージがホラーっぽい感じを予想していたのに、意外にも愛の物語だった。なんとなく爽やか!?
読了日:3月23日 著者:沼田まほかる
恋愛中毒 (角川文庫)恋愛中毒 (角川文庫)感想
初山本文緒氏作品。このミス2000年版の第19位にランキングされていたので、読んでみた。小さな編集プロダクションに勤めている中年OLの昔の恋愛話である。単なる恋愛小説が何故このミスに?と思いながら読んでいくと、そうなんだ~!となってしまいました。視点が変わると景色も変わるということですね。水無月さんの淡々とした狂気が怖い。
読了日:3月19日 著者:山本文緒
ノックス・マシンノックス・マシン感想
このミス2014の第1位作品。なんともミステリーオタクな作品集である。探偵小説のルール集である「ノックスの十戒」が生まれた時代へのタイムトラベルの話や、ワトスンやヘイスティングズなどのサブキャラが登場する話などクラシックミステリーへの愛に溢れている。残念ながら、私はそこまでミステリーへの造詣が深くないので、なんとなく理解できた程度であるが、ミステリーと理論物理学の融合は、とてつもなく摩訶不思議だがおもしろい。No Chinaman変換なる複素数の展開は訳が分からずともおもしろかった。
読了日:3月11日 著者:法月綸太郎
マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 3rd Exhaust 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
冲方丁氏の近未来SFアクションの最終巻である。前巻に引き続き、カジノシーンから始まるバロットの復讐劇。アシュレイなる凄腕のディーラーを相手にブラックジャックでの死闘を演じ、その後はシェル、そして最大のライバルボイルドとの最終決戦に臨む。3巻を通してのバロットの成長とウフコックとの信頼感の醸造が楽しめた。ライトノベルの進化版みたいな感じかなぁ?コミックやアニメの世界にぴったりなキャラやストーリーなので、そちらも試してみたい。
読了日:3月2日 著者:冲方丁
トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)トレジャー・キャッスル (ミステリーランド)感想
久しぶりの菊地秀行氏で、久しぶりのミステリーランドである。ある地方都市の城跡に眠っている宝物を探す中学3年生4人の探検劇。城跡の地下に広がる世界は奇想天外であったが、気楽に読み進めることができた。でも、ちょっとイメージしていたのとは違ってたなぁ。菊地氏ならではの、もっとおどろおどろしいストーリーを期待していたんだけど・・・
読了日:3月1日 著者:菊地秀行

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2014年2月の読書メーター
読んだ本の数:4冊
読んだページ数:1864ページ
ナイス数:51ナイス

マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 2nd Combustion 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
冲方丁氏のSFアクション小説の第2巻。前巻で肉体的にも精神的にもダメージを負ったパロットとウフコックが楽園といわれる実験施設で回復し、シェルへの復讐のために彼の運営するカジノへと乗り込んでいく。カジノでは前巻の銃撃戦から一転して心理戦を繰り広げるが、ここでもパロットとウフコックのコンビネーション、ドクターのアシストで目的の物へと近づいていく。楽園の住人であるトゥイードルディとトゥイードルディムはサブキャラとしていかしているし、カジノのルーレットスピナーのベル・ウィングは本当にかっこいい。さあ、残り1巻だ!
読了日:2月23日 著者:冲方丁
屍鬼〈下〉屍鬼〈下〉感想
小野不由美氏の超大作の下巻。上巻が何となく闇で蠢いているものがいる感じであったが、これは長い長いプロローグであった訳だ!下巻に入り、ようやく闇にいた屍鬼たちが姿を現し、村人を次々と襲っていくが、村人たちは真実を直視しようとしない。しかし、そんな村人たちが真実を白日のもとに曝された後で、立場を逆転し、追われる者から追う者へと変貌していく様が恐ろしい。しかし、屍鬼に人間と同様の思考や感情があるというのも不思議な感じだ。これまでの彼らの描かれ方とは全く異なっており、新鮮な感じを受けた。それにしても、大作だった。
読了日:2月17日 著者:小野不由美
マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)マルドゥック・スクランブル The 1st Compression 〔完全版〕 (ハヤカワ文庫JA)感想
冲方丁のSFアクション小説の第1巻。上流社会に所属する男に弄ばれた末に殺されかけた少女バロットが、最新の科学技術により蘇り、事件担当官で万能平気のネズミ、ウフコックと共に犯罪を追うストーリー。カルト色豊かな登場人物、疾走感あふれるアクションシーンなどゲームやアニメの世界みたい。このままの勢いで第2巻に突入しよう!
読了日:2月14日 著者:冲方丁
始祖鳥記 (小学館文庫)始祖鳥記 (小学館文庫)感想
飯嶋和一氏の時代小説。江戸時代に空を飛ぶことに取りつかれた男、幸吉と、彼に関わる魅力的な男共の話である。幸吉は類稀なる表具師職人でありながらも空を飛ぶことに魅せられて、それまでに築き上げた地位を棒に振る訳であるが、それでも彼の生きざまに魅せられた人達により助けられながら、己の才覚により再び頭角を現していく。ただ、彼の内に秘められた空への想いは消えることなく、最後の大飛行につながっていく。弟の弥作や同郷の源太郎、源太郎の船、槖駝丸の楫取の杢平、江川町の町頭の三階屋仁右衛門などいい男達に恵まれてるなぁ!
読了日:2月3日 著者:飯嶋和一

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