苦しい時間を長く過ごさせてしまったことの
後悔はずっと続いてます
2019年の今頃は必死すぎて
何も見えてなかった
冷静さがなかった
ベッド柵に繋がれた両手首と両足首
早く行って外して自由にしてあげたい
一秒でも長く旦那さんの側にいたいと
ペーパーの私は
毎朝慣れない運転で車を走らせた
仕事の都合で午後からの面会なのを
特別に朝から会えるようにしてもらった
到着するといつからこの状態だったのかが
想像できるから悲しくなる
痰が詰まって苦しいと声に出せないし
ナースコールは私だけしか使えない
spo2が極端に低下していても
朝は皆に薬を飲ませてまわるので忙しく
どうしても後になると言う
部屋の前のナースステーションには
何人かはいるけど
パジャマのズボンとシーツが濡れたまま
何回分が溢れているんだろう…
長い期間いると普段から言動のよくない
看護師さんに堪えられなくなり
時間がないなら私がやります!
やり方教えて下さい!
と大声出したことが一度あった
大きな身体の旦那さんを一人では
どうすることも出来ないのに
4月から主治医になった
滅多に来ない無表情で淡々とした
女医さんに向かって
それまでに色々積み重なってたのもあり
患者に良くなってほしいとか
助けたいとか
微塵も思ってないでしょう!?
と怒鳴ったこともあった
あの時私達を一生懸命支えてくれた
男性看護師さん達もいて私を止めてくれた
患者側の気持ちを痛いほど分かってくれてて
私達を慰めてくれて救われた
悲しい悔しい歯がゆい
色んな気持ちでいっぱいの9ヶ月は
当然旦那さんはそれ以上の苦しさでいっぱい
私には笑っていてほしいと言ってたのに
笑顔見せるどころか
泣かせてしまった
言葉数が少ない人だけどふいに
2人でずっと幸せに過ごそうね、とか
ずっと一緒にいてくれる?とか
私といると楽しいとか
突然照れながらも言ってくれるの゙が嬉しかった
私の方が
私なんかと一緒に居てくれて…と思うのに
しょうもないことを言う私に
こらえ笑いしてた旦那さんを時々思い出して
落ち着かせて
たまたま今は留守にしているだけなんだ
いつもの出張だ、と思いこんでみたり
時間は最大の薬と実感してきた
あれだけお風呂で号泣していたのに
最近はこうやって
旦那さんについて書くと泣くかな
私の心配ばっかりさせてたから
私の病気発覚の一大事は一人になってからで
ほんとに良かったってつくづく思う
一人でカフェも行けないのに
旦那さんの通院、入院に付き添っていたから
病院だけは慣れてた
寡黙なのに照れながらも
ちゃんと自分の想いを言葉にしてくれて