予防医学薬剤師のあきこです

お義母さまは認知症です
 

認知症の中期の症状で少しずつ進んでいる感じ


アレ?認知症じゃないかなと感じたのは10年ちょっと前



中程度とはどんな生活をおくっているかというと

・お金の管理はできない

・今ニュース世の中で何が起きているか理解できない
テレビはずっとつけているが、新型コロナウイルスのことなども理解できない

・枯れた花や造花に何度も水をあげる

・ごみの分別、ごみの収集日がわからない

・夜中3時などにテレビショッピングの注文電話をかける

・毎日同じ洋服を着ている

・家族は認識できているが、ヘルパーは毎回来る理由、だれなのか尋ねる

・食事、掃除はできない

・感情のコントロールできないときがある

これで要介護1 
食事、トイレ、風呂など介護なしで生活できるため

ちなみに要介護5は自分のうんちを投げるような状態



うちがしていること
外部との接触
介護1で受けられるデイサービスがあるが、お義母さまの場合は拒否したため
有料のヘルパーさんに週に2回1時間話をすることで外部との刺激を得るようにしている

デイサービスを受けたがらないケースも多いという

人によっては無理やり連れていくとしだいに行くのが楽しくなる人もいるらしい


お金の管理は息子である主人がする
今は週単位でお金を渡して、毎日レシートとお金をチェックしている
二年前に通帳をなくしたり、お金を置いた場所を覚えていられなくなった
週に2回
近くのコンビニまで行って歩かせるようにしている


かかってくる電話は転送機能で息子夫婦にかかってくるように設定する
詐欺の防止、買い物の勧誘防止になる


話は間違っていても否定せずに、合わせたり、時には噓も方便

怒っても、泣いても、3分後には本人はすべて忘れています

先日はカレンダーがないとお義母さん何度も連絡をしてきて、家族で部屋中を探したら、寝室の壁に貼っていて、自分は貼ってない、誰かが貼ったと言ってきかないので、
私が貼ったんです!と言ったら、お義母さまはにっこり笑って、ありがとうって。
これでいいんです!こんなことでにっこりとおだやかになれるなら、たいしたことではないんです。

お義母さまからはたくさんのことを教わり、認知症になっても感謝しています


認知症を根本的に治す薬は今のところありません、
認知症になると軽減は多少できますが、元に戻ることはできません。

遅らせると言われている薬のアリセプトはほとんど効かないこともいわれ、お義母さまも飲んでいたこともありますが、副作用がひどく、やめさせました


薬を使わない運動療法、回想法、認知リハビリテーションを行っている医療機関もあります


認知症の前段階の軽度認知障害(MIC)正常と認知症の中間の状態であれば、まだ正常に戻れます
MICの状態は、同じことを言う、物忘れはあるけど、金銭管理、買い物、書類の作成などの日常生活はできる状態のこと


認知症にならない人を増やしたくて仕事をしています

お義母さまは健康に自信がありましたし、自分は大丈夫といってました

私は自分は大丈夫とは思わないようにして、知る限りの予防をしています

息子たちのお世話にはならない生き方をしたい

予防するのに早いはない

認知症は予防できる
何をすれば予防できるかはまた今度



プレシャス予防医学研究所