予防医学薬剤師の石井暁子です。
ほとんどの風邪に抗生物質は要らない
風邪は薬を飲まなくても自然に治る病気
風邪やインフルエンザなどのウイルスには効かない
ではなぜ日本は風邪に抗菌剤を処方されるのか?
それは昔の根拠がない古い情報に基づいて診療している医師が多いから。
効果がなくても患者が納得するなら処方すればいいから。
以前
抗菌剤が風邪の重症化や細菌への二次感染を防ぐとされた時代があったが、2005年に日本外来小児科学会が抗菌剤使用ガイドラインが海外の複数の研究結果から、引用し否定している
黄色い痰がでたら、細菌性の風邪で抗菌剤が有効という説もあったが根拠なし。
この問題の本質は、
不要な抗菌剤を使うと、体内にいる細菌が耐性をもち、抗菌剤が効かない薬剤耐性菌ができる。これが、周囲に感染して、広がると本当に抗菌剤が必要な重症患者に効かなくなってしまう。
また、抗菌剤の乱用は、腸内環境を荒らして、病気のリスクをあげることも、世界中の医師が懸念しています💦💦💦
病院にいくと薬を出されるのが習慣化されて、出されないと不安になる患者の意識も変わらなければならないと思う
そこで大事なのは
診断してくれる医師となんでも話せる関係性か、信頼関係ができているのか、なのです
信頼できるホームドクター的な医師に診てもらっていますか?
お医者さんに本音は言いにくい人は多い
敷居が高く感じている人も多い
でも大事な自分の身体や大切な家族の身体を診てもらうのだから、こちらも医師をしっかり見極める目を持つことも大事なんじゃないでしょうか?
そこで
お医者さんに風邪と診断されたときは
抗生物質が出るか確認すること
処方される理由を聴くこと
私はお医者さんにどう話したらいいかもクライアントさんには伝えています。
私は薬剤師だからこそ、子供たちが小さい頃、たくさん薬を出さない、また抗生物質をむやみに出さない医師を選んでいました。
でも、子供の鼻をくんくんかんで、匂いがしたら、副鼻腔炎の可能性があり抗生物質が必要な場合が多いので、すぐ受診していました。
カナダにいたころインフルエンザ、風邪にかかったけど、周囲は病院にいく感覚はない、寝てれば治ると言われ、ビタミン剤とスープを持ってきてくれたな。
インフルエンザ予防接種も日本が70%シェア。
日本人だけインフルエンザに弱いのでしょうか。