私事

眠れない春の夜のあなたへ

どうしても忘れきれない
古い恋のカケラが
握りしめたあなたの手のひらに
食い込んで
治ることのない傷を
今もつけ続けている

その恋は そのお相手は
そんなにまでして
思い続ける価値ある人なのですか
自分を傷つけてまで
縋る価値があるのですか


1:11 - 2016年4月26日