浦井健治さんコンサート20周年anniversary
感想
⭐️
「いま隣に座ってる方が何を考えているのか想像してみてください。もしそうやって思いあっていたら世界は平和になると僕は信じてます」
この言葉がとても響きました。
浦井さんライブでのこのMCに私は信じ続ける勇気を大いにもらった気がします。
浦井さんは、何回か曲の合間にはさまれるMCで、何回も「本当に幸せです。この景色」と幸せを感じていることや感謝を言葉で表していました。やはり…幸せになるんです。こちらも。「僕が笑顔になると皆さんも笑顔になる、自己満足じゃなくて」とおっしゃってましたけど、それは普段の関係性でも通じるのかと。友達でなくとも、駅でたまたま近くにいた方が幸せそうに話していたらやっぱり少し明るい気持ちになりますし、子供の無邪気な笑顔にはやっぱり癒されます。人の幸せな様子はやっぱり自分にとっても幸せです。それはこのInstagramやTwitterというSNSでも思うことです。 また、相手を思いやることで平和につながる、そう心から信じてらっしゃる浦井さんをみて、「あぁ私も信じ続けてていいんだ、愛と優しさがもつ力を…」と心底思ったのです。やっぱりそれは浦井さんが本当に心の迷いなくそう思われてるからこそなのかなと思いました。また、ゲストコーナーの御二方の心の底から浦井さんの20周年をお祝いされる様子やその祝福の気持ち、相手への愛‥。ここまで一心にお祝いにかけつけるというゲストさんがいらっしゃるライブを拝見したのが初めてだったので、正直その純粋で一心な思いにまた心あらわれ非常に安らぎました。人の思いや感情ってなんて素晴らしいんだろう、素敵なものなんだろうと思いました。決して目に見えるものではなく、形があるものでもない、けれど相手の心に訴えかける、幸せにすることができる。逆も然りですが…。でも感情は私たちにもあるわけで、もちろん、人間にはあるわけで。なので私も出来ることなのですよね、少しづつでも。やっぱり人柄を尊敬せずにはいられませんし、少しでもそうなれたらと見習って本当に目標にさせて頂きたい方です。
とにかく本当になんというか心が無垢になるひと時だったのです。いうなれば、劇場空間の客席に近い気がします。劇場の客席は、暗転している間、私は演目にのめりこんで、自分の表情や反応を取り繕ったり決してしません。暗闇というのがまた大切なのでしょう。自分の心に正直に反応しているように思います。
それに浦井さんのライブMCは近い気がしました。要は心どうしなんです。ふだんどうしても知らず知らずのうちにかかってしまう対人関係や社会のていでのフィルター、プライドや意地や無理な気遣い…、それが外れてるんです。現実世界の自分自身に語りかけられているにも関わらず。やはりそれはライブ冒頭のMCから、ご自分の気持ちを率直に正直に今感じてらっしゃる幸せという感情を、浦井さんが語ってくれたからなのかなとおもいます。こちらも知らず知らずの間に、本当の自分の心になっていました。浦井さんがあまりにもありのままの、心でまっすぐ向き合ってくださるので。だからこその心が優しく包まれる、また明日から頑張ろうと素直に思える、そんな温かいライブだったなと、ライブから1週間終えた今改めて思いました。本当に幸せな時間でした。幸せをありがとうとは本当にこちらの言葉です。そしてこんなにも多くの気づきや思いを届けて下さり本当にありがとうございましたという気持ちでいっぱいです。
以下曲ごとに考えたことです。
特に考えた曲を抜粋しました。(のでちょこちょこ抜けております。)
⭐️曲ごと
1.きれいは汚い、ただし俺以外
(メタルマクベス)
overture からメタマクがガンガンに流れ、スクリーンには浦井さんの過去の作品の歴史を辿る、公演のチラシが流れていく…
そして浦井さん登場!!!私メタマク初見だったのですが、がんがんのロック本当に似合います…初めからかっこいいロックに身をノリノリで揺らしながら歌う姿に魅了されました
2.浮気者、汝の名は女
(天保十二年のシェイクスピア)
イントロで、「いいのでしょうか、この曲を昼間に国際フォーラムAで!」とおっしゃってました笑 こちらも初見だったのですが…私には刺激が強い歌詞だったかもしれません笑 自分でも正しく理解できてるのかわからないのですが、ただなんというかかっこよかったです、ので、Blu-rayに手が伸びそう…買おうか買うまいかの瀬戸際に今おります
3.ゲームの始まり(デスノート)
姿勢や立ち姿から、Lになっていて鳥肌でした…さっきまでとは全く違う雰囲気…やはり私はこの方の演技が好きなのだと思いました。
こちらは
セリフ「学生だ」のバージョンです(まじ芳雄カレーではない)
(以下Instagramには載せきれなかったところです)
4.六限の怪物〜クロイツェルより〜
この曲、CDで聴いた時からなんてゾクゾクする興味を駆り立てられる曲!と思っていたのですが、生もやはり最高!改めて生で聞くと、ストーリー性をさらに感じて怪物をつい考えてしまいました。後ろのスクリーンの映像の、♪「鍵の形になった さぁ未来の扉よ」のところが大好きでした。壊れた夢が、未来の扉の鍵になる…なんだかとても心に残ります。あと♪「聳える壁の向こうに 未知なる道がある」が大好きなんです!本当に道が見えてきて…あと♪ららららら〜のところが特に好きです…これ自然に歌えるの、すごいです滑舌…(そこ)でもこの♪らららら〜 の「ら」しかない部分に、怪物の孤独や衝動を感じます。
6.目を開いて(笑う男)
この曲、笑う男のCDで聴いた時1番大好きな曲でした。♪「あなたは知らない〜赤子を抱えて〜」で昼は、自分腕を抱きしめる感じで、膝を床につけてしずんでいて、またグッときました。
♪「目を背けないでこの世界から明るい光ともせるまで」
この歌‥ついつい現実を逃避してしまったり、今起きていることを耳に挟みながらもしっかり知ろうとせず時を過ごしている自分を戒めつつも、誰にでも踏み出せる一歩があるはずと優しく導いてくれるように感じます。この曲をきくといつも自分自身と向き合うきっかけになります。そして♪「心を開いて」心は自分次第で、どんな形にもなれると思うんです。遠ざけている世界から、こっちを向いてと最後の襷を繋いでくれている、優しく振り返らせてくれるそんな感じがします。
7.星から降る金(モーツァルト)
物語の中の王子様という視点から歌われたこの曲…本編のモーツァルトで聞いてからきくとまた違った感覚に感じました。
本編では、ヴァルとシュテッテン男爵夫人が、ヴォルフと父、ナンネールにおとぎ話を語っている状況。つまり語り手(男爵夫人)は、おとぎ話の世界にはいない第三者、要はお話を引用して現実の世界にいるヴォルフたちに話している。
一方、浦井さんのバージョンでは、王子様が語り手となる状況。語り手(王子様)はおとぎ話の中にいて、自分の身の周りの世界について、いわば自分の視点から語っているという状況。この視点がとても興味深いなと思ったのですが、いざ聞くと、要は同じおとぎ話を語るにしても丸180度違う立場から語られる…王子様からの視点では、まるで昔の話でもするように王様や憧れの精を優しく思い出しているかのような歌声。王子様が夜に1人、部屋の窓から夜空を見上げていた様子が浮かんできました。そして王子様は王様の愛を、そして人生の試練を受け止めているように感じました。王子様は果たしてこの後旅に出たのか、そして今どうしているのか、思い出しているその動機はなにか…王子様に感情移入して聞いたとき、考える余白が私の中でたくさん生まれました。
たった一曲で視点を変えただけでこんなに変わるとは…そしてその変えた立場から一曲だけで感情移入させられるとは…やはり浦井さんの演技のこの役の世界観に知らぬ間に引きずり込まれる感覚がたまらなく好きです。
10.シアワセノカタチ
この曲、メッセージ性が大好きです。
♪「叶わない時間が距離を縮めて 想いを強くさせるなら こんな時代も悪くないかなんて 進化を続ける関係」
会えない関係だからこそ進化する関係がある…。この曲をCDで聴いた時ハッとしました。友達と思うように遊べなかったり祖父母に会えなくなってしまったり…私は現場に通えている身ではありますが、そうでない方も多くて…と、やっぱりネガティブな思考に陥ってしまいます。でも…どんな物事にも「だからこそ」新たに生まれるものが、良いものとは限らずとも必ずあるのではないかと思いました。視点を変えてみると、「だからこそ」の会えた時の嬉しさだったり… この曲を聴いた時決して無理やりに捻りだすのでなく、自然に自分の中でこの観点が湧き上がってきました。この「自然に」というのがみそで、やはりこれは浦井さんが歌われるからなのだと思います。GHOST見た時も思いましたが、決して強制やこうすべきという気持ちにならないんです、一人一人それぞれのペースでねっと優しく背中をとんっと押すまでもいかない、行動のきっかけの一歩を一緒にふみだしてくれる、そんな感覚になるんです。本当に幸せです…
そして、このライブの当日に、FCのメールで6月のFCライブのメールが来ました。配信ありで✨
そして早く本当に皆さんで集まれる日がきますように…そのためにも今時間がすべき勉強をしっかりしていきたいと思います。
14.Best Friend
この曲、芳雄さんのラジオにゲスト出演された時も歌われていて大好きな曲です。今回はその前のトークでのお話の流れで歌われたので、また受け取り方もちがいました。♪「あなたの笑顔に何度助けられただろう」 本当に大好きな歌詞です。ふと自分で考えてみると、本当に助けられてるんですよね、周りの笑顔に。普段当たり前と知らぬ間に感じてしまう中で、改めて自分のおかれてる環境に感謝し見直すきっかけになります。やはりそんな時間も幸せな時間です
15.Color of dream
15周年の時に作られた曲ですが、とても合ってますね…浦井さんの高い声にぴったりなメロディで、本当に心がカラフルに彩られてく気持ちになりました。流れていくような疾走感もありつつ、でもどこかとどまるような想いもあって(言ってる事矛盾してますね)、研ぎ澄まされてどこまでも行ける感覚になりました(語彙力)
16.Stranger
17.終わり方
息子から父へ。
自分の中で言葉には簡単に表せない、表せるものではない感情になりました。
18.The Origin Of Love
この曲…私は本公演を拝見できてませんが、CDで聴くうちに、だんだんと歌詞と題名が自分の中で繋がりました。物話を語っていく感じなのですが…自分の中で、結婚について色々考えたり疑問をもつこともあったりして、愛とは?と思っていた自分にとって、とても響く歌でした。人間は元来愛を求めるのかな、それも自然なのかなとか、新たな視点をくれつつ、やっぱり温かく心を包んでくれる、そんな曲でした。私にとって。
「なぜ私たちが二本足の寂しい生き物なのか なぜ愛が生まれたか そんなお話」
19.明日があるさ
実は個人的にこの歌の原曲を偶然初めて聴いた時の状況が複雑な時だったので、少しだけこの曲を冷静に聴くことができないでいました。でも井上芳雄さんのラジオで平方元基さんと歌われた時‥私が自然と築いてしまっていたバリアを優しくくずしていってくれたように思います。そして迎えたライブ。
楽しかったです。純粋にこの歌が。明日がある、明日がある、だから一緒に頑張ろう、希望をもって頑張ろうというメッセージのような気がして。もちろん原曲の方々もそうだったとは、思うのですが、やはり純粋に応援してくれているような、明日があるは、とても心地いいのです。てきとーな感じでまぁ明日があるからさっ元気に生きてこーぜな感じではなくて、明日に絶対繋がる未来がある、だからみんなで明日に行こうね、というような優しく包み込んでくれるような気がするのです。 私が浦井さんで好きなパートは♪「新しい上司はフランス人〜 これはチャンス これはチャンス 勉強し直そう」です。私は途中まで、あれれちょっと大変だねと思ってしまっていました。だから、このあとの勉強し直そうに、正直目から鱗でした。やはり感じ方次第だなと。ここがなぜ響いたかというと、それを歌われる浦井さん自身が、そのような方だからこそなのかなと思いました。本人が自然であるから、自然な流れで出てくる。決して無理やりそう思い込もうとかではなく、自然とその思考回路になってくる。だからこそ響くのだし、なるほどと思わされるのだと思います。私もそのように無理せずに思える人間になりたいと心からおもいました。
読んでくださった方いらっしゃいましたら、ありがとうございました。これは備忘録的な感じで、完全に個人が感じた感想なので、「こんなふうに思う人もいるんだ」と1意見として受け止めて下さったら幸いです✨