朝の乗り換えで

盲導犬を見かけた


みんな少し急ぎ足の中で
そのふたりだけ
なぜか落ち着いて見えた

階段を降りるとき
ちゃんと隣の人のペースに合わせていて

一歩ごとに
見えない段差を確かめてるみたいだった

これ、きっと体には負担あるよなぁって
思いながら見てたけど

まっすぐ伸びた尻尾が
「大丈夫だよ」って言
ってるみたいで

なんだか
こっちが安心してしまう

信じてる人と
応えてる存在がすぐ隣に並んでるだけなのに

その空気が少しだけやさしくて

朝のざわざわの中でそこだけ
静かに残ってた


🐾