2022年 11月 16日(水)


寮のある学校紹介 第10回 鹿児島県立楠隼編

​みなさんこんにちは😃
だんご職人🍡です。
不定期連載寮のある学校紹介もとりあえず最終回です。
最終回は今までの学校と大きく異なる学校です。

その学校は鹿児島県立楠隼中学校です。
こちらはその名の通り公立中高一貫校です。
そして公立なのに全寮制なんです。ちなみに男子校です。
さらにさらに、生徒は鹿児島のみならず日本全国OK!
驚くべきことに鹿児島本校及び鹿児島市の他に東京、大阪、福岡でも受検できます。(公立なので受験ではなく受検です)

創立は2015年。現在は創設8年目。
現在中学は2学級60名、高校から30名入学して高校は3学級90名となってます。
学校は肝付町にあります。
肝付町といえば内之浦宇宙空間観測所。
ロケット打ち上げといえば種子島宇宙センターが有名ですが、大型のH2Aロケットなどは種子島、小型のイプシロンロケットは内之浦で打ち上げられます。あの小惑星探査機はやぶさを打ち上げたのも内之浦からです。
なのでJAXAと連携した宇宙学というものを特色としています。

また語学教育にも力を入れており、中1ではイングリッシュキャンプということで留学生との語学交流をしたり、中3ではチャイニーズデイとして同じく中国語について学んだりします。
また中3ではアジア圏、高2ではアメリカへ研修旅行があり、UCLAでの研修など私立と遜色ない体験をするようです。さらに農業漁業民泊体験などの体験行事も多いようです。

学業面では平日7限授業に加え、九州名物0時限目こと朝補習もあり、もちろん寮での夜間学習もあります。土曜も授業はないものの、午前中は自主学習時間に当てられており、土日も夜間学習はあります。(中学生1時間50分、高校生3時間)

進学実績ですが、まだできて日が浅いですが、今年5期生の結果としては51名卒業で東大1、九大2、北大1.他国立20名、早稲田2名、明治、学習院各1、立命館3名、関西2名、関西学院1名他となっております。
偏差値的にはY50となりますので(適性検査型なのであくまで参考値)、人数を考えるといいのでは?と思います。

最大の特徴は私立寮のある学校にも劣らない授業、体験があってもお値段据え置きです。
つまり学費は中学無料、高校も無料となるご家庭が多いです。

寮費月額は中学が4万8千円、高校が5万2千円。
諸費用や学費合わせて月額、中学5万8千円〜6万2千円、高校7万2千900円〜7万6千900円です。
通常寮のある私学は寮費が月10万円前後が多いので、割安です。学費もほぼないですからね。

しかも高校になっても塾代かからないし、家にいても食費や交通費はかかるわけですから、私立受験を考えてる方でしたら全ての方に勧められます。(ただし、本人と本人以上に親に寮に入れる覚悟は必要です。全ての寮のある学校に言えることですが。)

寮は個室でまだ新しいのできれいです。控室には障子があり、ベッドも畳敷でそこに布団かマットレスを敷く感じで全体的に和のテイストです。

個人的にこのような尖った学校って好きです。
公立なのに全寮制で東京受験もできる。いいですねー。
ただ今年受験される場合、受験日は1月22日ですが、願書提出が11月21日〜12月2日で公立らしく調査書が必要です。つまりあと2週少々で締め切りなので調査書を大至急用意する必要かあります。ご注意を。

さて、寮のある学校紹介シリーズ、今回で終了です。でも、まだまだ日本には魅力的な寮のある学校がたくさんあります。男子校もしくは男子寮のみ中心ではありますが女子校や女子寮がある学校もあります。例えば静岡の不ニ聖心女子学院や岩手の盛岡白百合学園など。

寮のある学校気になる方はシリタスなどで寮のある学校を調べてみてください。今回は紹介できませんでしたが、公立でも広島県立広島叡智学園は男女寮あり、実際Kの1学年上のK進塾OGは進学されてます。あとは早稲田大学の附属で早稲田佐賀や九州御三家と呼ばれる長崎の青雲やクイズ番組東大王で有名なジャスコ林こと林輝幸さんの出身校、富山の片山学園、前受け受験によく使われる長崎日大や宮崎日大など個性豊かな学校がたくさんありますので。
また気が向けば続編もあるかもしれませんね😅

それでは!