ベトナム ホーチミン旅行
ベトナムを鉄道を使って縦断したいと思っていたものの、いつになるか分からないし、奥方がホーチミン格安チケットがあるってことで、ホーチミン、ホーチミンと叫ぶので5泊6日(実質的に4日間)でホーチミンへ。
第1日目 12月7日、8日
深夜に羽田を飛び立ち、早朝にホーチミン タンソンニャット空港に到着。飛行機を出ると一瞬で蒸し暑い空気に包まれ、あ~やった~南国だ!
バス停で市内行のバスを待ち始めて40分。しびれを切らした奥方が「だからタクシーにしようといったのよ!」 近くにいた空港関係者らしいベトナム人に聞くと、20分置きに出るとの話。でも、なかなか来ず、奥方をなだめすかして、結局50分近く待って漸く来たのが予想外のマイクロバス。
乗車賃が1万5千ドン(90円)と看板に書かれていたのでそうかと思っていたら、切符売りが来て1人3万ドンという。1万5千じゃないの?と言うと、持込スーツケース代が1万5千だって。私が不満そうな顔をしていたのか、バスの中に「大きな荷物持込は+1万5千ドン」と表示されているのに気づいた乗客が、私に教えてくれた。それでも「私の荷物は小さいよ」って切符売りに言ったが受け付けられずに、「ハイ、2人で6万ドン!」
その時、何故か、別のバスに乗り換えろと言われた。クレームつけたから?って思ったら、全員が乗り換えさせられた。理由を聞いたが、私のヘタな英語が通じなかったのか知らん顔、、、まあ、理由がどうであれ、目的地に着けばそれで良いことだけど。
バスが何とか走り出したものの途中から渋滞にはまる。今回の旅、、バスの到着待たされ、乗車賃問題、更に渋滞!と幸先が悪い。
何はともあれ、道路には溢れんばかりのバイク。若者のバイクの怒涛の行軍。その昔、上海で自転車の行軍の見てはいたが、比べ物にならない。また街がびっくりする程近代化されている。ごみも落ちていない。
バイク軍団と近代化された街を驚きながら眺めている内に、バスはホテル近くのバス停に到着。
+地図でホテルの方向確認をしていたら、奥方が「こっち、こっち」と先導する。数分歩くと確かに宿泊予定の安ホテルが。ホテルのフロントで名前を告げると怪訝な顔して予約確認書を見せてくれって。スマホの画面を見せると「そのホテル、100メーター位先に行った所」だって。よくよくホテル名を確認すると僅かに違っていた。
そうして更に数分歩いて無事に予約の安ホテルに到着することが出来た。このトラブルで奥方が反省して少し大人しくなってくれると良いのだけど。
チェックインには早過ぎる時間のため、ホテルで夏用の服に着替え、荷を預け、サイゴン大教会などの名所がある地区へバスで向かう。バスは一般市民が利用するローカルバス。
日本で、ベトナムで使用出来るBus Mapというアプリを入れていたので、それを立上げて、実践開始。
バスがなかなか来ず、「タクシーコール」を始めた奥方をなだめてバスを待ち、何とか乗車。乗車賃の払い方が分からないのでキョロキョロしていたら、「年寄り」は得なもので、乗客のおばさんが親切にも教えてくれた。今では日本にはいない車掌がバスに同乗していた。
バス代金は2人で1万2千ドン(約72円)。タクシーの4万ドン(推測)より、ずっと安い。でも4万ドンで240円、、、時間の方が大切!、タクシーに乗ろうっていう奥方の意見も分かる。でも、ハラハラドキドキ、地の人の中に飛び込むっていう楽しさは捨てられない。
またまたトラブル、、下車時に下車ボタンを押したが、バスが止まってくれない。「I will get off!」と何度か叫んだら、次のバス停で降りることが出来た。それで歩きの距離が増えてしまったが、Bus Mapの使用方法を会得出来て万々歳である。
大教会、中央郵便局、統一会堂などを見学し、
フランス料理が財布に優しく頂けるというレストランへ。そのレストランは雰囲気良好。料理も美しく、美味しく、移動にバスを使用してご機嫌斜めの奥様もご機嫌回復し、一安心。
レストランを後にし、安物(?)満載で、地の方、旅行者に大人気らしいベンタン市場へ。奥方、刺繡の小物や箸を呆れるほどに値切りに値切って買って増々、ニコニコ。そうして、町見物を兼ねてブラブラ歩きながらホテルへ戻り、チェックイン。
その後、明日、明後日のツアーを予約している旅行会社に、ピックアップ場所、時間の確認が出来ていないので、1人で街の観光がてらツアー会社まで歩き赴き、所用を済ませた。
帰りは歩かず、東南アジアで非常にうまく使用されているという車手配アプリ「Grab」の使用実験をした。Grabでバイクタクシーを呼び、バイクの後ろに乗ってホテルへ。支払いは1万4千ドン(84円)!タクシーの1/2~1/3位。
バイクタクシーは危険が大きいというのであまり使用するつもりはないが、これも体験、会得!と「ヤッタ~!」って気分に。
今晩の夕食はクルーズディナー。
クルーズが出帆するサイゴン港までは歩いてはいけない。バスでは行けるが帰りのことを考えてGrabでタクシーを呼んでみることとした。全てスムーズにことは運び、港について料金を確認。6万5千ドンという。えっ?予約した時には5万くらいだったのに、おかしいと思ったが10万ドン札を渡した。すると2万3千ドンを出された。足りないというと、ベトナム語でなんやらかんやら。らちが明かないので10万ドンを返してもらって、小さい札集めて6万5千ドンを支払った。こりゃ、外人を相手の詐欺だ。Grabと言うのは予約時にはっきりした金額が出てトラブルはないという評判であったが、中にはひどい運転手がいるのかも。下車後にGrabで運転手の評価が出来るらしいので最悪の評価点をつけることにした。
肝心のクルーズ、、午後7時15分までに集合であったが、早めについたものの船内のテーブルに案内され、ディナーも早く始めてくれた。船は白を基調とした品の良い雰囲気の室内であった。また身の程知らずのワインと共にコース料理(ベトナム料理)をゆったりと気持ち良く楽しむことが出来た。
船はサイゴン河を上り、アジア一の高層ビルを眺める絶好の位置で折り返し、2時間のクルーズが終わった。船上では生バンド演奏もあり、退屈する暇も全くなく、満点!
下船して今日2回目のGrabでのタクシー乗車。これもスムーズ、直ぐにタクシーが到着し、無事にホテル着。でも請求された金額が4万9千ドン。予約時の4万2千ドンより多い気がしたが、予約時の金額の見間違いか?? 次回より予約時の金額をしっかり見ることにしよう。
ホテル着後、ビールを求めて街に出る。ホテル前近くには、週末で地方に移動するためか、数台の驚くほどの豪華な大型バス前に大勢の人が集まっている。その中をかき分け、小さな店を発見し、2万ドン強のビールを購入。ホテルで寝酒し、就寝。
ということで、長い、長い1日を終えた。久々に異国の地で緊張した時間を楽しめた1日であった。
最後にベトナム ホーチミンの今日の印象、、、(少なくとも今日は)辛くなる程、蒸し暑く、高層ビルも林立する、若者とバイクで活気に溢れ、経済的に多いに発展が予期される街、、、日本の若者よ、頑張って!と声が出る程の。
(注:その後訪れた旧来からの街は、屋台の物売りや威勢の良い女性たちが多く、ごみもそれなりに散乱するものの、親しみが感じられる旧来の東南アジアと同じような街でした。)