回転寿司屋に行った(珍しくない)。

通されたカウンター席は、となりに高齢のご婦人がおられた。

「ごめんなさいね、もう行きますね」と言われたので、
「いいえ、どうぞごゆっくり」と返したら、

「もうゆっくりしたんです。90歳の一人暮らしだからね、マイペースなの」と。

小柄な、というよりは「小さい」と表現したくなるような体格の上に、完全に腰が曲がりきってますます小柄な印象のその上品なご婦人は、ゆっくりゆっくり席から立ち上がり、そのペースで歩いたら家までどんだけかかるの?と訊きたくなるようなスローな歩みでレジに向かっていった。

カウンターに目を戻すと、皿が、10枚積み上がっている。

おそるべし90歳!!!


その後隣の席には50歳代かと思われる男性が座った。
胃が悪いのだろうか、やや口臭があるのに少し辟易する。その上しょっちゅう「う゛っっう゛んっ」とか「え゛ーっ」とか妙な唸り声を妙に力いっぱいあげている。あまり気持ちがよくなかったので敢えて見ないようにしていたのだが、
その男性が先にお会計ボタンを押して席を立った際にふとカウンターを見やると、

皿4枚にお味噌汁。

何と上品な。



ちなみにオレはこの日7皿と揚げ物とサラダとビール。
何か俺フツーだなと強く思ったよ。