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こんにちは。

毎度ご愛読ありがとうございます。

不思議見聞録レポーターのKANです。


前回からの続きを書きます。



「人を癒す水」の作り方を
治療院で、講演会で伝え始めた
治療家の先生。

それでも、
「やっぱり先生に作ったもらったものが一番」と
先生の元を訪れる人が後を絶ちません。


そこで、
適当に普通の人、
「KANちゃん」に白羽の矢が当たりました。


ある日の治療院の朝礼で・・・・

「皆さん、おはよう。
最近話題になっている水ですが、
今日から私は(水づくりは)お休みしようと思います。

患者さんや
うわさを聞いて尋ねてくる人はいますが、
私は教えることはしますが、
作るのはもうしません」

5人のお弟子さんと
受付の女性達は顔を見合わせて、
先生に尋ねました。

「先生、でも尋ねてこられる方は今日もあると思いますが、
どうしたら良いのですか」

「うん、もう用意してあるから。
それをお出しして下さい。
KANちゃん、持ってきて」

「KANちゃん」は、
患者さんではありませんが、
先生の治療法についていろいろと質問をしているうちに
なにかの度に呼ばれるようになっていたので
スタッフの人たちにも
すっかり顔なじみでした。

「スズキ君、ちょっと飲んでみて」

先生に言われるまま、
一番弟子のスズキ先生が水を飲みました。

「先生、良い水ですね。
僕達が作るのとは
やはり少し違います」

先生は、ニカッと笑って言いました。

「スズキ君、
その水は、KANちゃんが作ったんだよ。
全然問題ないでしょう?」

「ええーっ!!?
そうなんですか?!
・・・・・・
KANさん、すごいですね」

「いやいや、KANちゃんは全然すごくないんだよ。
誰にでもできるって言ってるでしょ。

弟子の君たちですら
そんなことを言っているから、
今回の水の騒ぎは仕方ないかなあと
本当に思います。

とにかく、今日一日KANちゃんに作ってもらって、
皆さんにも作ってもらうようにします。

私は作りませんから」


その後、本当に先生は水を作ることを
パッタリとやめてしまい、
訪ねてくる人には
私の水を渡していました。

でも、来てくれた人に「先生の水」と思わせていては気の毒です。

もちろん、タネ明かしもしてもらいました。


「今日の水はね、
この人が作ったんですよ。
この人?
いいえ、全然すごい人じゃありません。
私の弟子でもないし、
ごく普通の人です。

何にも考えてないから
できるんです。

そう、
なんにも考えないのが
一番いい。

『良い水を作ろう!』
『これは病気に効く!』
『自分の想いで、特別な水を作るんだ!』
そういうのをやめたらいいんです。

『思い』が重いとうまくない。


この人(KAN)なんてね、
うわの空で
『先生にいい水を~』なんてやってましたから。

たぶん、
そこにポイントがあります。

あなたもやってごらんなさい」



その後、
先生は、全国にある50の
のれんわけした治療院のスタッフ達に
順番に伝え、
「自分で良い水を作って飲む」という習慣がブームになり、
収束を迎えました。




「先生、
もともと水は体にいいっていうか、
体に必要なものでしょ。
大事に飲んでいれば
それでいいんじゃないかなって
気がしてきました」

「そうだよね。
特定の水に対して
特別感を持たせるなんて
間違いだと気づいたよ。
今回の騒ぎは勉強になった。

君のように何も考えない
頭の軽い子がいて
助かったよ。
ありがとうね、KANちゃん」

「はあ、先生、
ちょっとひっかかりますけど、
私も勉強になりました。
水の作り方は作り方で
面白かったし。

こちらこそ
ありがとうございました」


今頃、中国のあのおじさんは、
どうしているのかな・・・

そんなことを思いながら
私は家に帰りました。



おしまい

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【人(自分)を癒す水の作り方】


①浄水した水と、空のペットボトルなど、
水を移しかえる容器を用意する。

②水を移しかえる時に、
注がれる水を見つめながら、
「この水は私たちを健康にしてくれる
素晴らしい水です。
ありがとうございます」
と繰り返し小さくつぶやく。