ミャーちゃん物語

我が家には気が強くて私とパパにしか心を許さない白猫ミャーちゃんがいる

仕事の昼休みを利用して当時飼っていたゴールデンレトリバーのプリンと散歩していたら山の中からかすかな子猫の声

プリンに探してもらって発見

閉ざされた段ボールに大きな丸太！その上に大きな石でふたが開かないようになっていました

あわてて開けるとコバエが飛び立ち中でミャーちゃんが狂ったように泣いていました

抱き上げたその体には信じられないぐらいのノミがうごめいていました

まだ生後一ヵ月もたっていない小さな子猫なのに…

その日ミャーちゃんは家族になりました

あれから19年

私のお腹の上でスヤスヤねています時々喉を鳴らしながら

後に生まれた息子達に怒らなくなるのに10年かかり

うちに遊びにきた人には化け猫だと言われ

家から一歩も出ず

獣医さんからは受診拒否され

こんなに怖がりになってしまいました

あの日ミャーちゃんはお母さんから引き離され

くらい段ボールに閉じ込められ

置き去りにされた

その時の恐怖や絶望を思うと許してとは言えないけど

ずっとそばにいて守るから

安心しておやすみ