あなたに出会うまで、私は心の中を他人に見せることをしませんでした。
他愛ない会話とつくり笑いで みんなに好かれようと、
生まれ故郷からはるか遠い都会の町で必死に生きていました。
一人になるのが怖くて、
誰からも好かれないという状況になることが怖くて、
必死に隠したあたしの素顔を
覗き込んでくれたのがあなたでした。
あなたが、作り上げたアタシの仮面よりもアタシの素顔の方が魅力的だといってくれたあの朝を、
あたしは一生忘れないと思う。
誰よりわがままで、誰より性格の悪いあたしを
あなたは必死に愛してくれた。
ただ、あなたがそうやって、あたしの素顔を認めてくれて、愛してくれるだけでよかったのに、
ただ、そばで笑ってくれるだけでよかったのに、
どうしてあたしは、あんなにつまらないわがままばかりをいったんだろう。
ディズニーランドに行けなくたって、
お金がなくなったって、
他の誰かと比べたりなんかせずに
ただ、二人で笑いあっていればいいはずだった。
だって、もともとあたしたちは誰よりも愛し合ってた。
ただ、一緒にいられればそれでよかったはずだったのに。
あたしの胸の中で小さくトクントクンと音を立ててた小さな桃は、
今、鋭いナイフでその皮をぺろりと剥かれて、その時のじんじんする痛みだけではきかずに、
その傷が空気に触れたときのように、
あなたとの思い出に触れるたびに
ひりひりと、じゅくじゅくと、きりきりと、痛む。
あなたが連れ出してくれた夜、車の中から見えた綺麗な星空は、
昼でも夜でもアタシの中できらきらと輝いていて、
そのわずかな光さえも 私の傷跡にしみる。
もし、もう一度あの夜に戻れたとしても、二人は同じ道をたどるかもしれない。
誰かが言うように、あたしたちは合わなかったのかもしれない。
それでもいい、
それでもいいから、
もう一度、あの日に戻りたい。
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