小学校の公開授業に行ったら、息子の授業態度の悪さに思いがけずショックを受け、教科書の内容など全然頭に入ってこなかった。

息子はどちらかというと真面目なタイプだったし、保護者面談ではマイペースくらいしか注意されたことがなく、テストはほぼ毎回満点を取る。

だから、完全に油断していた。なんなら、運動はひとより少し苦手だけど、そのぶんお勉強は好きだもんね！今日はどんな勇姿が見られるかな〜わくわく〜くらいの心持ちでいた。

そうしたらまず、息子の机だけやたら汚い。一面鉛筆の落書きだらけ。そして上履きの踵を踏んでいる（靴がきついわけではない）。椅子を後ろにグラグラさせながら座っている。筆箱も汚い。筆箱の汚さには気づいていたものの、1年生の男児なんてみんなこんなもんかと大目に見ていたら、周りの子の筆箱が思いのほか美しかった。

先生の話も聞いてるんだかいないんだかって様子で、親が来ているので、多少の緊張、あるいは照れ臭さなどもあるかもしれず、これが普段とまったく同じ態度なのかはわからないけど（違って欲しい）、なんかもう、あれれ、私のかわいい坊やはどこへ？という感じで、しばし現実逃避をしてしまったよ。

公開授業は1時間目だけだったので、私はいったん帰宅。それでよかった。少し時間をおかねば、今まで口にしたことのないような酷い言葉で、息子をきつく叱ってしまいそうなほどの衝撃だった。落ち着こう落ち着こう。

お昼にお迎えに行って、そのままお気に入りの焼き鳥屋さんへ向かった。歩きながら、授業態度のことなどをきちんと話し合う。ママが一生懸命お仕事をしている間、息子もがんばってお勉強してるんだろうな、っていつも信じて応援していたのに、裏切られた気持ちだよ。

息子は、いつもはもっとちゃんとやってるよ。たまーに今日みたいになっちゃうんだ…ごめんね、ごめんなさい。と深く反省したみたいで、机の落書きも消すし、もう絶対に靴の踵は踏まない、と約束もしてくれた。

さて、どうなることやら。なんか今日はいろいろ、脳内の処理が追いつかない日だったな…。ははは…。

疲れたこころに沁みる焼き鳥