こんにちは。Gonfoxです。

実は、FOV（Field Of View)てか、視界を、またまたｗ、変えました。

あれこれやっているのですが、１：５０中頃から、Monzaがなかなかはかどらないなあと思いながら、You Tube見ていたら、これ見つけました。

Popometer創設者でトップシムレーサのNaujoksさんですね。

Your last FOV video - Relax! - Assetto Corsa CompetizioneField of view is important to get a good feeling for the simulation - but is it the holy grail? Not quite.▶ New Telemetry Software https://Popometer.io ➥ Bec...

www.youtube.com

で、要点は、「FOV計算機での計算されたFOVにこだわるな。」ってことです。

last video て書いてありますが、ホント、「ACC FOV」でググるのやたらに動画がでてきて、FOVセッティングの解説が色々あるんですね。これ見れば、もう、迷わなくて良いよってこと。

FOVについては、最初の頃の「準備」って記事で書いたのですが、これで目とディスプレイの距離を測って画面サイズと合わせて入力すると出てくる最適角度というのがあります。って書きました。これが計算機。

Modern FOV Calculator

dinex86.github.io

もちろん、計算機の結果が正確ではないという訳では無いです。

しかし、これはあくまで、「正確な」角度、つまりは、体感するスピード、距離感がリアルと同じように感じるということなんですね。

でも、多くの方が３面モニターや曲面ディスプレイを持っているわけではなく、例えば２７インチの一面だったりすると、めちゃくちゃ狭い角度になりますよね。ACCデフォは５５°くらいだったかと思います。これなら広く見えるんですが・・・・距離感とスピードが・・・誰でも悩んだと思います。

なら、GT3のリアルドライバーが練習するならともかくシムレーサだけやるんだからリアルと違っていいんでない？てか、モニターの大きさや椅子との距離、なんかが、みんなまちまちなんだから、「正確」ではなくて、その人が「快適」「うまく走れる」ってことが大事なんだよね。って感じのことを言ってるみたいですね。

じゃあ、違えるとどうなるかというと、やってみた方は分かりますが、FOVを狭く（小さい角度に）すると、路面が広く見やすくなります。つまり曲がるときに、適切なコースを取りやすい。オーバーステア出しながら・・・てのも相対的には楽な操作になる。

（１）まあまあ、標準的な視界

左ピラーの内側からフロント２／３くらいが見てるので、左右の前輪の通る位置が確認しやすい。コースも広く見やすいですね。ステアの切る角度、トレイルブレーキやブレーキポイントなどもわかりやすく、スピード感はむしろ、ゆっくりに感じますので乗りやすいのは間違いないです。

　以前の私の視界M4のはこれ(当時２７インチで適正FOV38°）です。ただし、極力、前に座席を出して、要は軽トラみたいにすぐ目の前に前輪の位置が分かるようにしています。これだと確かに、コーナーを回るときにギリギリ回りやすいです。こんな感じ。みなさんも、動画配信もこんな感じのが多いんじゃないでしょうか？（適正角度より狭くするとコース幅が狭すぎるので、まずやっている方を見たことはないですね。）

（２）ディスプレイHUDを利用した視界

プロでもたまに、見かけますが、車種によってはフロントのディスプレイとガラス面の間のダッシュボードが広く（あるいはさらに前輪間際を見るために頭の高さを上げたりすると）無駄な空間がど真ん中を占めるので、なら、HUDにしちゃとうというやつ。これは以前に記事にしましたので、ご興味のある方はそちらを御覧ください。

　以前のM４で試したのはこんな感じ。少しの期間試してみました。

（３）ディスプレイHUDの天井表示の視界

私は部屋の都合で、ディスプレイが高い位置にあるため見上げる感じを避けるためにさらに、前輪を通しやすくしようと、ここまでやりました。これも記事にしてありますので、ご興味のある方は・・・・さすがに私だけかｗ。

これ、意外に良くて、結構、最近まで使ってました。

で、いずれも基本的に計算機によるFOV角度とほとんど同じにしてました。

また、前を見やすくするために頭（座席）の位置を前にしてます。（Distanceを＋）

が、（計算機に従ったような）FOVが狭いと、難点があるんですよね。そう、周囲、特にコーナーの先とか※、横につけられて競っている敵車が見えない。（レーダーHUDがあるとはいえ、これは、すごい不利）。

　というか、Monzaのシケインで痛感したんですけど、コーナーギギギリを通すのは、たしかにFOVが狭いほうが楽ですけど、広くても、そこまで難しくない。だが、あくまで私の感覚ですけど、ハンドルを切る（ターンするときの）場所とかが、やって気づいたんですけど、周囲の景色が見えているためか、圧倒的に、広くFOVを取ったほうが分かりやすいんです。（動画配信のプロはたぶん、配信してるのは４０°くらいでも、自分は３面か曲面ディスプレイを見ていて６０°～９０°くらい見えてます。そうじゃなければ、サイドバイサイドなんてできるはずがない。）

※コーナーの先を見る方法としては、ヴューセッティング＞モーションのルックウィズホイールってのを使うとハンドルを切った方向に視界がずれるので、それでもできるのですが、私は違和感があるというのと、シケインなどでは実は、最初のコーナーを切ったときには、その反対方向（次のコーナー）を既に見ていたいので、これは私は使っていません。

＜現時点でのFOVと距離Distance、それによる視界＞

で、私は、４８インチでFOV４１°だったんですけど、FOV５６°にしました。まあ、強引にディスプレイを近づけたのですけど（５７ｃｍ）。これで、計算機の適正角度とほぼ等しいんです。（目には良くないですねｗ．景色とかの動画見るときは、椅子を配置換えｗ）

で、それでも視界を広くするには、これだけでは足りません。Naujoksさんは、自分は、自分に取って走りやすい、「左のバックミラーと右のAピラーが見えるように」角度を決めていると仰ってます。彼は具体的には計算角度が３４°を実際はFOV４１°（２割増）にして、かつ、座席距離Distanceをー１４.５くらいバックさせています。

もちろん、曲面ディスプレイの（３面を使ったときの）中央ディスプレイの範囲相当の角度ですけどね。

私も同じような視界にするために、（ただし、コースが分かりやすく、スピード感が変わらないように＝ハンドル＆ブレーキが難しくならないように）FOVは計算機の適正値から変えずに、ダッシュボードビューでDistance - 35.0にしました（１平面ディスプレイしかない私は、彼のようにしようと、座席をもっと前にすると、肝心の横窓視界が少ししか見えなくなるため。）。私のディスプレイは部屋の関係で上の方にあるので、少し見上げる感じになるのですが、これにしました。（残念ながら、（３）の今まで使っていたディスプレイHUDの天井表示という技では、見上げるのは防止できますが、これだけ引くと、左右視界を振っても、真っ黒なシートが見えるだけですのでｗ、使えませんでした。）確かにウラカンだけに視界の上下幅は狭いですけど、４８インチモニターなので上１／３を捨てても、まあまあです。

こんな感じ。まあ、没入感は上のよりは上だし、レース画面ではバックミラーが２つあって、じゃまですけどｗ．広く見えるとこれが普通で、以前のは狭く見えるのが不思議ですね。

デメリットは先程の（１）～（３）の逆で、特にブレーキポイントは分かりにくくなるので慣れるのが大変です。

FOVやDistanceの変更はメリットもデメリットもあるので、あくまで個人的な運転のしやすさの判断ですけど、（皆さんで、３面、曲面や４８インチとかでかいディスプレイを持っていない方は、）１割から（画面の大きさによっては上のプロみたいに）２割くらいまでなら、FOVを広く取って（あるいは座席も後ろに引いて）、走って見て良いと感じられる方も見えるのではないでしょうか？私のようにコーナーを曲がるのに苦戦しておられたら、お試しされてもよろしいかと思います。

逆に、大きなモニターなどでFOVは十分足りている方で、「俺、ブレーキポイントよくミスるんだよね」なんて感じている方は、Distanceを前に取って、逆にFOVを小さくするってのもありかなと思います。あくまで、ご自分が走りやすいというのを優先して、FOV計算機は参考程度がいいと思いました。

私的には、数日走ってみたのですが、少し弄ると、シケインの曲がるのがだいぶ楽に感じます。

早く、タイムで結果を出したいですね。（＾＾；）

＜追記＞

色々とFOV変更もやってみましたが、前方コーナーへの進入コースの取りやすさ、ターンする場所のわかりやすさのバランスを取って、現時点では下記の通りとしています。

Height　　　　３．０

Diatance　－２０．０

Fov　　　　　５５°

Pitch　　　　１２．７°

スピード感、距離感を保つため、（計算機のとおりの）FOVは基本角度のままにしつつ、高さを上げ、座席を前にすることで前輪間際の視界を確保し、見上げる感じを避けるため、ディスプレイが見えるギリギリまでピッチを調整しました。

FOV再考