8月はオリンピックが終わったと思ったら、
猛暑に続いて、新型コロナの感染爆発に、異常な長雨と大変なことになっていますが、皆様はお元気でお過ごしでしょうか?
さて、こうした中、8月19日は、
予定どおり、ERiCの会(ZOOMによるTA勉強会)は全員参加で無事開催できました!
前回の第1回はエリック・バーンやTA誕生のトリビアについてのお話と、自我状態分析の構造分析についての話でしたが、
第2回目は、自我状態分析の機能分析とエゴグラムについての話でした。
交流分析を学ぶ上では、この機能分析をしっかり理解しておくことが重要になってきます。
← ここの理解ができていないと、TAの基礎がいい加減なまま、建物を作っていくようなことになってしまいます。
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今回は、まず、
5つの自我状態 CP, NP, A, FC, ACの
➀肯定的側面、②過剰に働いたときの否定的側面、そして、➂働きが弱いとき の特徴について学びました。
そして、3つのシーンを想定して、
その時、CP,NP,A, FC, ACが働いたら、どういうことを言うかなあ、或いは、どう思うかなあということを話し合って頂きました。
参加者の皆さんは、とても優秀!(*^^)v
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次に、
エゴグラムの作成法、見方、代表的なパターンについてお話をした後、2種類の質問紙を用いて作成して頂いたエゴグラムについて、感じたことや疑問に思ったことなどをフリーディスカッションして頂きました。
2種類ともだいたい同じような結果になった方が過半数でしたが、かなり違った結果となり当惑された方もいらしたようです。
エゴグラムはその時その場での心のエネルギー配分をみているものなので、作成時期が違うと結果が異なることもありますし、
質問紙の種類(設問)によっても、違う結果がでることがあります。
エゴグラムは固定したものではなく、
いろいろと動くからこそ、性格変容のために用いることができるのですね。
心理学の勉強をしたり、学校や企業でエゴグラムを作成したご経験のある方でも、このエゴグラムの意義を知っている方は少ないように思います。
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エゴグラムは、それを作成して、
自分なりにそのエゴグラムの結果、エネルギー配分を変えたいところがあるかどうかを考えてみて、そして、変えたいところがあるなら、低い自我状態を高める行動をから入ってみることで、より豊かな生活を過ごせるように性格変容していくことに利用意義があります。
← なぜ、低い方を上げるのって聞かれることもあるのですが、それは、例えば、左右の腕の筋肉のつき方を同じようにしようと思ったら、筋肉のつきのよい方の筋肉を削るなんていうことはできないので、細い方の腕を重点的に筋トレするでしょ?
それと同じで、働きの強い機能を直接下げるのは難しいけど、弱い方の機能を鍛えることは可能だからです。
で、エゴグラムにはデュセイ先生の提唱された「エネルギー恒常仮説」というのがあって、5つの機能のエネルギーの総和は一定で、どこかを上げると、自然に対応するどこかが下がると考えられるからです。
ちなみに CPとNP, FCとACはシーソー関係になっています。
だって、相手に厳しい心(CP)と寛容な心(NP)、自分の本当の気持ちを自然に出せる心(FC)と自分を抑えて周りに合わせる心(AC)ですから。
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ところで、心理支援職の方の場合、
エゴグラムの代表的なパターンをある程度知っておくことも便利で大切ですが、
似たようなパターンでも、
全体の位置や、傾斜や角度等で、意味は違ってくることを知っておくことも大切です。
あくまで、本人がそのエゴグラムをみて、どう感じるか、自己理解を深めるための気づきを得るきっかけにするものと理解されておいてはいかがでしょうか。
あくまで、その時その場で、自分が理想としたいエゴグラムの形のように5つの自我状態の機能のエネルギー配分ができるようになることが目指すところなのですね。
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最後に、少し時間の余裕があったので、
皆さんが知っている有名人6名のエゴグラムについて、
報道から知る限りではどう感じるかについて、
遊び心で話し合って頂きました!
今回も、参加者の皆さんに楽しんで頂けたなら、
幸いです。(^^)v