せっしょーんに行って来た。
月曜深夜のファットキャット。

昨日聴きに行ったビッグバンドで演奏してたサックスプレイヤーと仲良くなり、
出張でNYCに来ている元同僚と3人でなぜかご飯を食べた後、
「明日Billy Kayeのバンドで演奏してるから来たらいいよ」
と、言ってくれた。
誰?って聞いたら、おじいちゃんのドラマーだって。
あーそーいえば、誰かがおじいちゃんドラマーの話してたなーと思って
よい機会なので行ってみようかと思った。

夜中1時に家を出た。
12時の時点で、なんでこれから家を出なきゃいけないんや、
もう寝る時間ですよ世の中は。ジャズミュージシャンはつらいよ。
と思っていたけど、
行かない方が後悔するんよねーいっつも。

階段を下りながら、
「次の電車があと何分でくるか」アプリでチェックしたら、あと2分で来るって出た。
あー間に合わんと思ってたところ、
建物を出てすぐ、電車がぴゅーーーって行った。
(線路沿いに住んでる)
ぎゃーきっと次の電車は20分後だー、変なタイミングで家出て来たー
と思ったけど、
超快適な気温だったから次の駅まで歩いてもいいなと思い始めた。
いちおう駅で表示をチェックしたらあと13分て。
(駅まで7分だからやっぱりちょうど20分だった。どうでもいい)
駅で待つことにした。
涼しいーーーけど早く来いー。。
暇なので写真撮った。




どうでもいいけど
Make Her Mine
ていうHipster Imageというグループの曲(昔流行った)を久しぶりに聴いたら
歌詞の意味がわかった。ちょっと成長したかもしれん。
ジャズを聴くのは勉強、と思うと胃が痛くなるので、
たまに逃げてポップスを聴く。

30分くらいで着けるところ、1時間かかったぜ。
途中までずーーーっとゆっくり走ってたわりには、なんか目的地に近づいたあたりで
駅を飛ばしてることに気づいて、
出たな、NYCのサブウェイ、自由だぜ、
やべ、私の駅も飛ばされるんじゃないか、
今日は34thからChambersまで飛ばす日だったか!?
Chambersまで連れて行かれたら泣くぜ、
と思ってたら14thで止まってくれた。
1個手前だけど、次飛ばされる予感がしたから降りて歩いた。

着いたら、誘ってくれたAsaf発見。
曲終わった後、ピアニストが席を立ったので行こうとしたら、
Asafと一緒に歩き出した男がピアノの方向に進んでいたのでやめた。

シンガーの友達がいたから、
もう歌ったんですか?
って聴いたら、まだハウスバンドが2:30くらいまでやってるから歌えるのは3時くらいかなって。

あぶね。
演奏してなかったから、もうセッション始まってるんかと思ったぜ。

そこから2曲で終わった。
おじいちゃんはおじいちゃんだった。

誰もピアノに行かなそうだったから
1曲目に弾いた。
Asafに何の曲やりたいって聞かれたから、
○○知ってる?
知ってるよ、やろうか
みたいな会話をしてたら
いつの間にかどっか行った。
どこ行った。
そしたらなんか、
マーチングバンドに出てくる楽器を持った人が現れて、
12 barやろう、
って。
ブルースかーー。
苦手なブルースかーー。
そして依然として、Asaf、どこ行った。
消えた。

ハウスバンドのトランペットの人も、昨日ビッグバンドで吹いてた人だった。
私が聴きに来てたことを覚えていてくれた。
嬉しいなり。


弾いてる間に、さっきのマーチング楽器の人がベースを吹いてることに気づいた。
ベーシストいなかった。びっくりしたー
どうりでちょっとやりづらかった。

ブルースを楽しく弾いて、
2曲目。
ピアノの人が弾いていいか?って寄って来たから、
もちろんって譲ろうと思ったら、
トランペットの人が横から、この子がもう1曲弾くんだよ、って私に弾かせようとしてくれた。
なんと。
嬉しいなり。
なんかさっき私が知らない曲やろうとしてたけどいつの間にか
There will never be another you
になってたらしく、You know it? って。
よかった。

楽しく弾いてたところ、
おじいちゃんドラマーが歌い出した。
ギターの人がコンピングしてたから弾いてなかったら、
弾けってジェスチャーで言われた。
弾いて私のソロになり、
途中でおじいちゃんドラマー、ドラムに移動。

そしたらなんか様子がおかしい。
なんか私に問題が?

なんかおじいちゃん私が弾いてる最中にしゃべり出して、
演奏をやめてなんか言い続けてる。

手を止めて聞いたら、
なんでも弾いて言い訳じゃないんだよ、
コード進行があるんだから
みたいなことを言ってた。

何!?私いつの間にかロストしてたか?
おかしいな、と思ったけど、
気を取り直して続きを弾いた。

腑に落ちないぜ、
と思って、
ギタリストに、
Did I get lost?
って聞いたら、
Sounded fine to me.
って。

何やったんや。

さっき弾きたがってたピアニストが私が荷物置いてたところに座ってたから、
Sorry about that、って言って、
なんか私やらかしたか?
って聞いたら、
He doesn't like playing "out"
みたいなことを言ってた。

ふむ。

私アウトしてたか?
アウトするの苦手なんだけど。

もやもやしたけど、トランぺッターにThank youって言って話かけたら
Sounds tastyだって言われた。褒められてるのかわからないけど、まぁいいか。

とりあえず、気分を変えてsmallsに行ってから、戻ってきた。

そしたら、天使がおった。

ハウスバンドで弾いてたベーシスト、
Sounds goodって。
Can I buy you a drink?って。
なぬーーー!?
なんでSounds greatなきみが、おじいちゃんにおこられた私にドリンクをごちそうしてくれるんだねーーー!?
なんかめっちゃやさしいんやけど。
やさしすぎなんやけど。
大丈夫か、どうしよう、
と迷ったけど
おごってもらうことにした。

話してたら、本当にやさしい人だった。


イタリア人、

Sweetだぜ。



バーで飲んでいたら、さっきのピアニストが話しかけて来て、
聞いたか?俺はシンプルなことしか弾いてないだろ?
彼は、複雑なことを弾くYoung peopleが好きじゃないんだよ、
Barry Harrisのクラスに行ったらいいよ。
彼はバークリー嫌いだけど。 (!!??)
となんか言いたいこと言って帰ろうとしたので
いちおう名前だけ聞いといた。

そうや。Barry Harrisのクラス、
ニューヨークに来て最初の頃はずっと火曜日にギグがあって行けなかったから
そのまま忘れていた。
いつか、行かなきゃって思って、それでも行ってなかった。
もったいない。



今日のセッション、ドラマーは一人しかいなかったし
ベーシストはいなかったし、
ピアニストは私以外に一人だった。
後で考えたら、
このセッションに来たyoung peopleは、同じようにおじいちゃんにおこられて
来なくなったんやろうな
っと納得。
私だけじゃない、というなぐさめ。



そういえば、今日ルームメイトのドラマーにもなんか言われたわ。

電話したいから(私の部屋の)ドア閉めていい?
って部屋の外から。
いつも突然呼ばれるだけでもドキッとするのに
家にいないと思ってからさらにびっくり。
なんやいたんかい。
いたんならドアしめて練習しとったのに。
いつもドアしめとるのに。
ちみや、ドアいっつも開けっ放しなんわ。
いっつもドアしめとくれって思ってるんや。
なんや。さっき、きみが2日間流しに置きっぱなしだった、私のフライパンを洗ってあげたのに。

練習を聞かれるのはあまりいい気分ではないし、
うるさいだろうと思うからいっつも気を使って弾いてるのに、
「うるさいからドア閉める」的なことを言われて
気分を損ねましたじゃないですかー。ぷりぷり。
腹立って汗出て来た。
気にしないふりして、いっぱい弾いてやった。
なんなん。

少なくとも自分のピアノ、持ってきといてよかった。
リビングにピアノあるけど、絶対リビングじゃ練習できないし。
何も知らされずリハとかやってるし。
毎回ちがう女(あ、たまに同じやった)とリビングで映画みとるし。
君は誰やねん。
て思いながら通り過ぎるだけだけど。


そんな愚痴。

朝の6:25。
おやすみなさい。