2024/01/06
三木清「人生論ノート」<希望について>にこう述べている。一切が必然であり一切が偶然なら希望というものはあり得ない。偶然が必然の必然が偶然の意味を持っている。生きることは希望を持っていることである。
自論では「生きる事は全て必然であり、偶然も必然の一環に他ならない、無意識の働きと思える必然こそ希望を持っている」と受けとめたい。これは遺伝子の無意識の力を信じる思いにある。自分はきっとその無意識で生きているに違いない。
何故そう思うかこれ迄の人生で切に感じた。自分が選んだ人生ではない、人生の方が自分を選んだ思いにある、これは宗教的のようだが自分には合理性と受けとめている。人生の希望は選ばれて生きていること自体にある、意識無用の思い込みであろう。