無庵日録 (1050) 人生の希望 | 日々新面目あるへし

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 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2024/01/06

 三木清「人生論ノート」<希望について>にこう述べている。一切が必然であり一切が偶然なら希望というものはあり得ない。偶然が必然の必然が偶然の意味を持っている。生きることは希望を持っていることである。

 

 自論では「生きる事は全て必然であり、偶然も必然の一環に他ならない、無意識の働きと思える必然こそ希望を持っている」と受けとめたい。これは遺伝子の無意識の力を信じる思いにある。自分はきっとその無意識で生きているに違いない。

 

 何故そう思うかこれ迄の人生で切に感じた。自分が選んだ人生ではない、人生の方が自分を選んだ思いにある、これは宗教的のようだが自分には合理性と受けとめている。人生の希望は選ばれて生きていること自体にある、意識無用の思い込みであろう。