無庵日録 (1043) 年末所感 (3)人間らしさ&自分らしさ | 日々新面目あるへし

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ブログを続ける指針に、会津八一の書「学規」に学びたい。
 一、この生を深く愛すへし
 一、かえりみて己を知るへし
 一、学藝を以って性を養うへし
 一、日々新面目あるへし

2023/12/30

 今年も自分の自由さで、考えたいことを考えた一年であった。

一つに<人間らしさ&自分らしさ>について考えたことがある。

人間らしく自分らしく生きたい思いがあったのだろうか。

 

 開高健の著書に「人生は眠と食と交わるに尽きる」という寸言がある。交わるを人間関係の意と受けとめたがこの一言に人間らしさと自分らしさを考えさせられた。

 

 自分らしさは遺伝子の働きに依る、そして遺伝子のON/OFFは心の持ち方による行動に関わっていると学んだ。だが自分の行動は無意識で心の持ち方を以て行動したことが無い。

 

 それが自分らしさなのか、自分の無意識の行動は遺伝子の働きそのものか考えさせられる。そんな思いに遺伝子の働きを重んじるには何も考えない行動にあると思えてならない。

 

 心とは意識である、自分はその心を外して生きてきたと思えてならない。人間の基本は他の動物と同様に無意識に動かなくては生きて行けない、そこに無意識の行動を重んじている気がする。