ハッピークリスマス
こんばんは('-^*)/ 寒い日続きますが、体調には十分に気を付けて下さい。今夜はクリスマスイブですね(^∇^) 楽しいイブをお過ごし下さいね(=⌒▽⌒=) クリスマスイブ・・これと言った楽しい思い出は無いが、今でも忘れられない事がある。まだ20歳くらいのクリスマスイブの夜の出来事・・。当時、大学生だった僕はバイトの帰りに友達と待ち合わせ居酒屋に行った。僕も友達もその頃一緒にクリスマスを過ごす彼女も居なくて男二人で酒を酌み交わし「来年こそはなぁ・・」などと淋しい会話をしながら過ごしていた。ふと共通の友達、Kの話になった。確かKは今夜は彼女と二人でイブの夜を楽しく過ごしているはずだ。飲み始めて30分くらいした頃、友達が入口を見て「あっ!」と声を上げた。入口を見ると雪にまみれたKが立っていた。しかも・・一人で。雪が降っていた。今夜はホワイトクリスマス。こんなロマンティックなイブの夜に何をしに来た・・。何も言わずにKは僕たちのテーブルに座るとビールをグイグイ飲み始めた。飲まないとやってられないと言葉に出さなくてもわかる様な雰囲気でとにかく飲んだ。何があったかは大体見当がついた。しかしそれは「彼女と喧嘩した」程度の可愛いレベルでは無かった!「好きな人が出来たから・・ごめんね・・やって・・ごめんねって何やねん!」僕と友達は飲むのを止めて暫くの間、Kを見つめていた。それからKは僕たちにポツポツと話始めた。最近、彼女から別れ話が出始めたそうな・・しかし別れたくないKは今夜何とか仲を修復しようとしてプレゼントを持って彼女と会った。しかし彼女はすでに他の男に心を奪われてしまいKとの別れを選んだのだ。新しい彼と待ち合わせをしているのか彼女はソワソワしていてKのプレゼントも受け取らず、わずか10分程で立ち去ってしまったらしいのだ。Kはその夜、当時流行っていたMA-1のフライトジャケットを着ていた。決死の覚悟で彼女に挑んだ航空兵は無残に撃墜され助けを求めるが如く戦友の元へとたどり着いたのである。楽しいはずのホリーナイトが残酷なホラーナイトになってしまったのだ・・。Kはそれからビールやチューハイを次々に流し込み1時間足らずで出来上がった。「何がクリスマスや!クリスマスなんか大嫌いや!どいつもこいつもチャラチャラしやがって!」お前が言うな・・お前が・・。お前も彼女とうまく事が運んだら超チャラチャラしてたやろうが・・。したたか飲んだKはテーブルに倒れ込むようにして眠ってしまった。Kは今、どんな夢を見ているのだろう・・?トナカイはズッこけてサンタクロースはソリから転げ落ち、天使達は飛ぶことを止めて次々と地上に落下してゆく・・街のあちこちにあるクリスマスツリーは弾道ミサイルに姿を変えてKの彼女と新しい彼が会っている所へ総攻撃を開始した。イブに振られたKと男3人のクリスマスイブ・・虚しく寒いサイレントナイト・・。酔いつぶれたKを抱えて家まで送っていく途中に思った。こんなクリスマスイブがあってもいいじゃないか・・。いつか楽しい思い出に・・と。しかしイエス様はKを見放さなかった!次の年のクリスマスイブ、バイトの帰り道に梅田でKと出会った。可愛い彼女と腕を組んで歩いていた。彼女が出来たと聞いてはいたが・・目のパッチリとした可愛い彼女だった・・。Kに小声で「クリスマス嫌いじゃ無かった?」と聞くとKは笑いながら言った。「クリスマスは楽しいもんやろ!」今度はお前に弾道ミサイルお見舞いしてやるよしかも後から聞いた話では去年彼女に渡せなかったクリスマスプレゼント・・。今年まで大事に取って置いて、それを新しい彼女にプレゼントしたとか。転んでもすぐに立ち直るしたたかな奴・・どこか憎めない奴・・K・・それから月日は流れKはその彼女と結婚して子供も出来た。今では子供達も成人して今夜は夫婦水入らずのクリスマスイブだろうか・・とにかくハッピーなクリスマスを過ごしていたらなぁと思う今でもクリスマスになると思い出すそして思い出すと自然と口元が緩んでしまう皆さんもハッピーなクリスマスを(≡^∇^≡)