なんというか衝撃だったのは
正悪の判断ができず
これほど認知機能に問題がある子が存在する
ということ
心身ともに成長途中で未発達なうえ
正悪の判断もできないなら
そりゃ子どもでも
いや子どもだからこそ犯罪を犯せるのだと
少し理解できた
犯罪行為と成功体験が一致してしまえば
繰り返したり増長する危険性も
想像に難くない
でも結局医療少年院に入るのは
裁判所で処分を受けた子だけだ
少年院への送致は
まず何らかの非行や犯罪行為
という事実があって初めて
少年に対する処遇を決める手続きが始まる
家庭環境から離れた方が良い
と判断されれば
まずは児相で一時保護か
養護施設へ入所するか
両親親類縁者など養育者がいない子が
主に入る施設だった乳児院や養護施設は
今では両親ともに健在のケースがほとんど
刑罰法令には該当しないけど
犯しそうな(ぐ犯)少年の処遇は通常
なんらかの非行事実があって
警察や児相から家裁へ通報、送致
家裁調査
審判やらを経て
自立支援施設(昔の教護院)
少年院
鑑別所
保護観察
不処分
etc
が決まる
貧困や虐待などわかりやすく
親が健全に子育てできない環境にある
とも言えない場合もあるわけで
非行の兆候としてわかりやすいのは
家出
深夜徘徊
家庭内暴力
喫煙飲酒
不登校
くらいか…
そのあたりは日常から
生活指導していそうだけど
それ以外の虐待行為なんかは
隠れてすることだし
(「暴力や虐待が悪い事」との自覚もあったりなかったり)
内面的なものでもあるので
なかなか周りが気が付きにくい
サイコパスって生まれ持った資質なのか
それとも後天的なものなのか
このあたりもグレーだし
サイコパスだからって
行動に移すとは限らないし
少年院送致される少年のうち
ざっくりイメージで
発達障害情緒障害知的障害は
第一、二種の医療少年院
精神障害は第三種の医療少年院
って感じですかね
ただね~結局ね~
この子は将来的に
犯罪に手を染める危険があるのでは?
と思っても警察と一緒で
事が起きなければ何もできない
んですよね
知的障害発達障害情緒障害が
やってはいけないことをやってしまう
原因と密接な関係にある場合も
あるだろうけど
非行防止対策なんて色々やったところで
大人の想像をはるかに超えて
事は起きてしまうわけで
結局未然に防ぐなんて難しいんじゃないか
そう思ってしまう
大人の犯罪も
感情や欲のコントロールができない
自分の行動の先を予測したり想像できない
という点は同じなのかな
とも思います
☆すべて個人的な意見です☆