母は昔から美術工芸品みたいな物が好きで、茶道を始めたのは陶磁器や着物などの造詣を深めるためもあった。
その延長でアンティークもちょこちょこと買い集めていて、それは日本のものに限らず海外のものもあり、国内で開催される蚤の市のようなものにもコロナ禍以前はよく行っていた。
やはり親子なので好みが私も似ている。
ラリックのガラスだったり
ジノリのティーカップだったり
ジュエリーだったり
陶器だったり…
一応、コレクションひとつひとつに説明書きが添付されているが、どうしてもどういうものか忘れてしまいわからないというのがこれ
キレイなアクアブルークリスタルのショットグラス
父はコレをジガーカップ代わりに使うらしいのだが、
そんな気軽に扱えるような物じゃないはずなのよ
と主張する母。
私なりにどんなものか調べてみるもヒットせず、まったくどういうものかわからない。
ただアンティークというので50年以内のものではない。イギリスやヨーロッパでのアンティークは100年以上が定義なので、おそらくアール・デコとかが盛んな時代で型ガラスの大量生産ものだとは思うんだけど…。
まったくもって出自がわからないのです。
私も美術工芸品は大好きなのですが、どちらかというと「職人技」を見るのが好きなタイプで、草木染の工程や吹きガラスや切子、和三盆を作る工程などを飽きずに延々と見ていられます。
コレは全て自分が不器用すぎてできないことだから見るのが好きなので、具体的な知識はあまりないのです残念ながら。
母はさまざまなコレクションを見せてくれたのですが、ウケたのが知人に頂いたという弥生中期の小さな壺!タダでくれるくらいだからそれほど高価なものではないみたいだけど、アンティーク好きでもそれはさすがに古すぎっ!昔に遡りすぎ!もはや考古学の出土品?土器?の類だし!しかも入ってたのがTOPSの焼き菓子が入っていたと思われる円筒形の空き箱という…。大笑いしてしまいました