自分の子供に
しなくていい苦労はかけさせたくない
というのが親心だと思ってたのですが
どんなに厳しい状況や環境でも
受け入れる強さをもった子に育てる
そんな考えもあるんだと知りました
最初に言っておくと
私には無理です
できません
物心つく前の子供に
崖から突き落とすようなやり方は
私にはできません
崖から突き落とすのは
子供がもう少し自我が育ってからでも
遅くない気がします
私はまず子供に安心感を持ってもらいたい
自分はどこからきて
いまどこにいて
どこへ行くのか
どこからきて
というのは本人のルーツの話です
この親から自分は生まれたんだ
こんな親だから自分はこうなんだな
こんなところは父に似てあんなところは母に似てる
またさらに祖父母はどんなひとなのか
だから自分はこうなんだ
というまず自分の存在に納得ができると思う
間違いなく
ここから自分という存在は生まれた
だからこそ自分は今ここにいて
ここが今は自分の居場所なんだ
ここに自分はいていいんだ
そういう安心感をもってもらいたかった
そこから
自分はどうしたいか
どうなりたいか
どこへ向かっていくか
を子ども自身が決められるように
なって欲しかった
とある事情で
困難な状況の子供たちを
何人も見てきた
子供には何の落ち度もない
だけどやはり情緒が安定している
とは言い難かった
人見知りせずやたら甘えてきたり
暴力をふるったり
感情をコントロールできなかったり
逆に何でもないようにふるまったり
人との距離感が極端な子が多かった
なぜかってやっぱり不安だからだと思うんだよね
宙ぶらりんな
もしくは自信ないのに
自分の足だけで立たなくてはいけない
そういう不安感
自我を確立する前に
常に不安感しかないと
情緒が安定せず
かえって弱くなってしまわないかなぁ?
ただし確かにね
挫折には弱いかもしれない
自分で這い上がれるくらいに強くなるには
どこでいつ崖から突き落とすか
タイミングが難しい
その子の資質もあるしね
子育てなんてもう終わってる段階だけど
大人になっても実家に帰ったら
ほっとする場所だと思ってくれたら嬉しいな