私の父は銀行を顧客とするSEだった
ATMやら銀行のシステムダウンがニュースになるたび
家族としてはハラハラする日々だった
そんなことからインターネットなんて言葉がなく
パソコン通信でメールを送るのに1日がかりなんて時代から
実は情報処理の世界から遠くない距離にはいた
もう私の知識など化石だが
当時読んだのが
これをとっかかりにコンピューターの仕組みを学んだようなもの
これを読んでから
ハッキングなんて知識があればいくらでもできる
やるかやらないか、そのための手間をかけるかどうか
それだけの違い
と思ってきたので
一般的になればイタチごっこになるだろうな
と予想はしていた
ターゲットとして狙われたら逃れることができない、とも
(特に共産圏が知識と技術を手に入れたら危険だな、とも思ってた)
安全なウェブ環境などない
ある開発者が、
スマホを常に無線オンライン状態でいることに対し
みんな個人情報をさらすことに無防備すぎて信じられない
というようなことを言っていたのを聞いて
もうどうにでもして
という覚悟が必要だ、と諦観してるところもある
ハッカーがただキーボードをカタカタ叩いて
コードを書いているだけだとしても
実際に被害を被るのがネットの恐ろしいところ
ただハッカーがいじってるのは「数字」でしかないのも事実
(お金が目的の場合ね)
0~9までの文字を変えるだけの作業
銀行の通帳をみながら思う
「0」が一つ増えてくれたらな
いろんなものと交換できるとしても
交換しなければただの「数字」
それが通貨
これに振り回されるのも、ショージキ癪に障る
数字でしかないのに
これが新卒就活時に金融業界を選ばなかった理由
その考え方にかなり影響を受けた本
これらのことからタイトルのような考えに至ったのだが
なぜいまそんなことをブログに書いたかというと
冒頭のニュースを受けて
友人が気をつけろ、とありがたくも心配してくれ
あんたに言われなくてもわかってるしちゃんと考えてるよ!
と本人に直接説明するのは面倒なのと
あとは角が立たないように、と吐き出しただけなのでした
個人的にはインターネットなどの通信を一般公開する前に、せめてサーバー設置そのものに規制を敷いておけばよかったのでは?と思ってる。いまさら言っても仕方ないけど。
そして不正に操作された金融資産について、金融機関は操作される危険性が当然あるものとして、保険をかけるなり担保しておかなければならなかった。まったくもって危機管理がなってない。
ド素人でも思いつくようなことを「あるわけがない」とタカを括り、今回のように責任転嫁するなどもってのほかだ。