同級生の通夜に行ってきた
私は中学高校と同じ学校だったので
同級生とはその多感な6年間の付き合いになる
とは言え同じクラスだったのは3年間だけだし
比較的仲の良い人ととしか連絡を取っておらず
卒業以来会っていない同級生の方が圧倒的に多く
彼女もその一人だった
そもそも私はみんなが学生やインターンの時には
すでに子供が生まれており
全く違う生活を送っていたので
一時は音信不通扱いされていた
そのため本当に突然の不幸の知らせにびっくりした
若いのに
いや確かに若いんだけど
命に関わる重病になってもおかしくはないお年頃
そういうことなんだよなぁ
実感がないこともあって
どちらかというとプチ同窓会にいくような気分だった
悲しい哉
これからはきっと
結婚や出産などのおめでたい話より
不幸が昔の友人たちと引き合わせてくれるようになる
亡くなった彼女は
病名はわからなかったものの
親戚の方達が取り乱している様子でもないことから
病気で亡くなったと思われる
彼女は高校の同級生と当時から付き合っており
大学を出て薬剤師になってから
その同級生と結婚した
ただ、彼女が在日3世だったため
彼女の両親から猛反対にあいながら
意思を押し通しての結婚だったらしい
そしてまだ学生の息子さん二人と
だんなさんを遺して逝ってしまった
何人か在日の友人知人がいるが
経済的に成功している在日の人は
せっかく築いた財産を奪われたくないと思うのか
同胞との結婚しか認めない傾向にある
別の同級生は親の決めた同胞の実業家と結婚した
彼女とも10年ぶりくらいに今回会えた
それ以外は何人かの医師に
東大から官僚を経て外資系金融にヘッドハントされた才女
海外に住みたまたま日本での個展のため帰国していた画家
+一介の零細企業の事務のおばちゃんをしている庶民の私
なんという格差
昔から金銭感覚は全く合わなかったが
家庭が複雑な子が多いこともあって
私の斜に構えた言動を受け入れてくれた同級生たちだった
通夜の後
お腹が空いたので喪服のまま食事に行き
全然忘れていた同級生が今どうしているのかで話が盛り上がった
改めて同級生は才女が多く医師だらけで
なんでこんな学校に私はいたんだろって
不思議でしょうがなかったし
なんのステイタスもない庶民の私には不釣り合いな気がして
ちょっと劣等感を感じた
友達には違いないけど
当時、本当に学校が大嫌いで
自分自身を保つので精一杯だった
人生の暗黒時代であったこともついでに思い出した
そんな夜でした