史実を基にしたフィクション
ちょっと前に見た『沈黙-サイレンス』と似ている
その南米版といったところか
なぜこういった宗教系の物語が分野として存在するのか
宗教を大義名分に国外へ進出しようとした
なんとも尊大かつ傲慢かつ余計なお世話なことなのに
キリスト教とはいったい何なのだ?
といった根本に疑問を抱かざるを得ない
カンヌ映画祭パルムドール
ゴールデングローブ脚本賞
アカデミー撮影賞
といった賞を獲っているが
何が評価されたのか
都市部ではなく南米の山奥で撮影されたからか
信仰に篤い人々に心打たれたのか
滝やジャングルといった南米の自然の雄大さに感銘を受けたのか
人物描写がわかりやすいからか
当時、確かに話題になった記憶があるけど
今回見てみて
何を評価されたのかよくわからなかった
キリストの教職者はこういう物語を見聞きして
どう感じるのだろうか
ただ信仰に篤く生きることに感銘を受けるのだろうか
自己分析に用いて納得するための単なるツールなのか
んー何か感想を言葉にしがたいが
見終わった後
いやな感覚だけが残った