先週末に胆管ステント交換した義母は退院しました。

 

胆管狭窄について、食べる限りは胆汁が分泌されるし、食べ物そのもので詰まる場合もあるので、予防しようがなく対処療法しかない、との説明を受けました。つまり食事する限りは、何か月かに1度はステント入れ替え処置を免れず、そのたびに約1週間から10日の入院が必要になるわけです。

 

「経口摂取できている」からまだ元気なほうでしょうが、病院の全粥半分がやっと、という感じなので、身長150センチで体重20キロ減では体力が落ちていないわけない。

 

ただでさえ日常生活が心配なのに、同居の義弟は義母の入院中、掃除すらしていなかった。びっくりした。せめて清潔な部屋で迎えてあげたいと思ったが、掃除機も見当たらずとにかく余計な手を出すな、口を出すなとダンナに遮られてしまった。

男兄弟ってこんななの?と衝撃だった。

いつ何が起きてもおかしくない、余命いくばくもない病身の親に対する態度とは思えない。もう少し思いやりや気遣いとかないの?

一方で相変わらず義母は息子と嫁である私にいい顔をしようとする。

自分も二人の息子を持つ親として、自分の息子たちもこんな風になってしまうのかと悲しくなりかなり落ち込んでしまった。

 

 

そんななか癌研から2011年におけるがん罹患3年生存率のデータが公開された。

2011年3年生存率集計報告書 

※膵臓がんについては36~37ページにかけて記述。

 

 

義母の属性からすると3年生存率は約10%

これまでのデータで5年生存率だと一桁なのだが、やはり厳しい数字には違いない。

ただし、現在副作用が強いながら効果も高いと言われているフォルフィリノックス療法が保険適用の承認を受けたのは2013年なので、それ以降の生存率がどのように変化しているかが気になるところ。

 

義母の場合は以前から標準治療として使用されているゲムシタビン単剤だからあまり影響ないけど、たとえ副作用が強くとも藁をも掴む思いでフォルフィリノックスやTS-1などの抗がん剤治療を続けている患者にとっては切実だろう。

 

 

たかがデータ

されどデータ

 

検査結果しかり、ことあるごとに数字に一喜一憂する日々。