Beautiful Dreamer -25ページ目

いやはや

大地震のこの日、何の因果か、大学でのラスト当直中でございます。

どっしりした新しい建物の地下におりましたが、ゆれるゆれる。
地震が大きいと分かってから、手分けして患者さんの避難経路を確保して、検査もすべてストップ。
再開のめどがたたず、そのまま当直帯へ突入しました。

今まで自然災害や秋葉原の事件etc、大学にいる間に何かとショッキングなEventを経験してきたけど、ここまで異常な状況は初めて。
なんといっても院内のエレベーターが止まってしまったので、患者さんをおろせないしあげられない。
救外には建物に押しつぶされた患者さんなど、心肺停止後や重症外傷の人もぽつぽつ運ばれてきて、地震の大きさを肌身で感じてぞっとしました。

外来受付の椅子は満杯、院内の公衆電話は夜まで列ができ、夕方には閉まる院内の飲食店やコンビニも深夜まで営業続行、今現在も院内のソファは横になった患者さんだらけ。
医局では教授ふくめ、帰れなくなったDoctorsが集まり、TVを見ながら2時ごろまで宴会状態(←彼らはあくまで非勤務中デス)、という当直中とは思えない光景の数々で。
なにかと異例づくしの、なんとも忘れられないラスト当直になりそうです。

夕方の時点で医療関係者は原則帰宅禁止ということになり、どの科も当直に限らず多くの先生方が院内にいる状況なので心強いものの、緊急の止血処置が来るんじゃないかと思うとどうも寝付けない午前3時です。
というより、TVで予想をはるかに超える惨状を見て、神経が高ぶって眠れない。
人の生死でさえ紙一重の運なんだっていう現実を受け入れるのは難しい。
今日は完徹かな。。

亡くなられた方のご冥福を、被災された方達の生活と心の回復をお祈りします。
みなさまも二次災害などにくれぐれもお気をつけください。