パリオペラ座でラ・シルフィード/観劇ファッション | おいしく、楽しく、美しく!

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Private Salon
Le Papillon Bleu

 

Palais Garnier  

 

La Sylphide/ Leonore Baulac, James/ Germain Louvet, Effie/ Mélanie Hurel, La sorcière/ Julien Guillemard, Gurn/ Alexandre Gasse, La mere d'Effie, Ninon Raux

 

 

 

 

ロマンティックバレエの傑作 ラ・シルフィードをオペラ座ガルニエ宮で

 

ジゼルや白鳥の湖とともに三大バレエ・ブラン(Ballet Blanc 白のバレエ)のひとつに数えられるラ・シルフィード。1832年、ヨーロッパを席巻したロマン主義の潮流のもと、パリ・オペラ座で初演され、主演のマリー・タリオーニがやわらかいチュールを重ねたひざ下丈のロマンチックチュチュとポワント技術で妖精の幻想的な世界を表現しセンセーションを巻き起こした。1972年に同じくパリオペラ座でタリオーニ/ラコット版初演

 

舞台は深い森に囲まれたスコットランドの村。青年ジェイムズの前に現れた白い空気の精、ラ・シルフィード。清純で甘美な魅力を放つ妖精と、人間の青年との神秘的な恋の物語。

 

 

 

Act 1 Une Chaumière en Écosse  / Thatched cottage in Scotland

 

The two etoile dansers (Leonore Baulac and Germain Louvet) were absolutely stunning in their technic, expressions, great physical elegance and fluidity.  Pas de deux des Écossais by Eleonore Guérineau and Paul Marque was amazing too. 

 

シルフィード役のレオノール・ボラックは、去年12/31の白鳥の湖でオデット/オディールを演じた後に舞台上でエトワールに任命されていて、James役のジェルマン・ルーヴェも12/28の公演でジークフリート王子を踊った後エトワールに。この二人の崇高の踊りが・・ 息をするのをわすれそうでした。  

 

足さばきの華麗さ、指さき、つま先、視線、全身から溢れでるエレガンス。

 

アメリカやロシアのバレエは「どや!」という派手さがあるイメージだけど、その逆。あえて一歩引いたゆえに露わになる美。日本の美意識と通じるものがある気がします。フランスのスタイルはそこにコケティッシュな魅力が加わるのが粋。フレンチシック。

 

夏にボリショイやマリンスキーのロンドン公演をみる意外はバレエのほとんどをRoyal Opera Houseでみていて、フランスのバレエを生でみるのははじめてでした。

 

 

Entracte / Interval  幕間は黄金の間と正面のバルコニーへ

 

 

The Grand Foyer / View from the balcony 

 

 

ACT 2  軽やかな妖精たちの舞、舞台芸術もすばらしかった

 

 

Les Sylphides (Ravie de voir la danseuse japonaise Mlle Eriko Nakajima..!)

 

 

Le style français au Ballet de l'Opéra de Paris. Je m'en suis régalée. Quelle bonheur..  I savouerd every moment. 

 

妖精の群舞に中島 映理子さんを発見。がんばって!ロンドンのクラスでばったり会えないかしらん。

 

* じつは・・ レッスンでたまに見かけることがあった日本人女性が、プロのバレエダンサーだとは思ってたけど、橋本清香さんだと先日気づいたところ。ウィーン国立バレエ団の最高位ソリストでウィーンフィルニューイヤーコンサートで踊られてるのをテレビでみたことはあったんですけど、まさかそんな方と40過ぎてバレエはじめた私が同じ空間で踊っていたとは・・(ロンドンだからありえる話) 今度おみかけしたらしゃべりかけてみてもいいかなあ? 笑

 

 

<パリ・オペラ座での観劇ファッション>

 

オペラ座はロンドンよりフォーマルなんだろうなと思っていたけど、フルレングスのドレス、きれいめワンピにまじって(夏ということもあってか)シャツ&ジーンズ、Tシャツ姿の観光客らしき人も。記事中のPhotoからその混ざり具合つたわるかしら。

 

ロンドンのロイヤルオペラハウスでは「ですよね」だけどパリ・オペラ座では意外だった。笑

 

なのでオペラ座でのバレエ鑑賞に興味がある方、あまり気負う必要はないかも♡ きれいめレストランで食事する時の服でも十分。 (もちろん、プラスαのおしゃれをしたほうが自分の気持ちも会場の雰囲気も盛り上げるので大賛成)

 

個人的には、演目にあわせてコーディネートすることもバレエ鑑賞の楽しみの一部。


ロンドン バレエ鑑賞ファッションについて 

 


今回なにを着たかというと、 Royal Ascot のときのワンピ もしくは お気に入りバレエ観劇コーデで迷ったあげく、4箇所の友人へのお土産でスーツケースがいっぱいになり、靴との都合でRoyal Ascot 前のショッピングで買っていた別のワンピにしました。マックスにめかしこみたいところでしたが、旅行中って荷物との兼ね合いがむずかしいですね。それに一人だったしちょうどよかったかも。

 

 

 

 

あこがれのパリ・オペラ座バレエ団の、あこがれの演目 ラ・シルフィード。ガルニエ宮で観ることができて感激でした。あとジゼルとスワンレイクとバヤデールもオペラ座でみたいんだけど・・・・ 笑

 

ブルターニュ→ロンドン→2週間後にまた渡仏したのは、このためでした。それにかこつけてバレエのレッスンも3回受けて、ストラスブールにも足をのばした9日間。ブルターニュの話と、書きたいことがたまってますが、ぼちぼち記録に残したいと思っています。

 

 

<この夏のバレエ鑑賞計画> 

 

今年はマリンスキーバレエがロンドンに来るので Swan Lake と La Bayadere のチケットをとりました。

 

数年前、おそらく一生忘れることのない魂の踊りをみせてくれた(世界の至宝 ロパートキナの白鳥に鳥肌)ウリヤーナは引退するんですね。昨夏はゴンタくんとボリショイバレエ団のSwan Lakeでザハロワのオデット・オディールをはじめてみました。

 

もう一つのお楽しみは English National Ballet のロミオとジュリエット、ヌレエフ版。マクミラン版しかみたことないのですが友人が大絶賛してたので急遽昨晩チケットとりました。パリ・オペラ座エトワール Josua Hoffalt(ロミオ)とENBのLead Principal Laurretta Summerscales (ジュリエット) 楽しみにしています。