Cream, egg white, sugar, that's all (recipe below). Absolutely divine. フランスで教わった絶品かんたんデザートの覚書。
ロワール地方Angers 発祥の Le Crémet d'Anjou クレメ・ダンジュ(クレームアンジュ)。食通の王 PRINCE DES GASTRONMES と呼ばれる Curnonsky キュルノンスキーが、クリーミーで雲のように軽い 「神様のごちそう」と呼んだことでも知られている伝統的なデザート。
材料はなんと生クリーム、卵白、砂糖のみ。泡立ててまぜて水切りするだけ。濃厚なミルク味と、ふわふわの軽いくちどけが絶妙なんです。 東京のパティスリーで一度食べたことがあると言ったら「昔ながらのデザートでフランスでは最近また流行ってきてるんだけど、まさか日本でも食べられてるなんて」と仰天されました。
リンダの家のロワール地方のお料理本から <Recipe> Beat 4 egg whites to stiff peaks adding 50g of sugar. Lightly whip 500ml double cream in a separate bowl, and combine the two. Line the mould with damp muslin cloth, then fill with the cream mixture. Drain in the fridge overnight. Serve with fruits and/or fruit sauce.
フルーツ、コンポートやフルーツソースを添えることが多いけど、そのままで練乳を思わせるミルク味を味わうのがわたしは好き。生クリームときび砂糖をふっていただくという昔ながらの食べ方もいいな。
<材料>
生クリーム 500ml
白身 4つ分
砂糖 50g(元レシピの半量。ほどよい甘さ)
<作り方>
1) 白身を泡立てる(途中で砂糖を2、3回にわけていれる。ツノができたかなくらいでOK)
2) 別のボウルで生クリームを泡立てる
3) その二つを混ぜ合わせる
4) ガーゼ(なければキッチンペーパー)をひいた容器にいれて包み、冷蔵庫で一晩水切りする。(最低8時間)
左上は生クリームとメレンゲをまぜた状態。フランスにはクレメ・ダンジュ用の穴あきラムカンがあるんですよ。ラムカン以外はフロマージュブランの容器で。
*水切り時間が長いほど濃厚に。前日から用意するのがおすすめ
*ときどき底にたまった液体を捨てて(美味しいから飲んで 笑)ください
*本来はガーゼで一つ一つ包みますが、ヨーグルトの水切りの要領でキッチンペーパーをひいたザルやコーヒーフィルターをひいたドリッパーで一度にやっても。
フロマージュブランで作るルセットは酸味があるとおもいます。私は濃厚ミルク味をたのしみたいからこのルセット派。ぜひ動物性乳脂肪分たっぷりのおいしい生クリームで作ってみてください!(リンダの家にあった別のロワール地方レシピ本でも生クリーム使用してました)
前菜にアスパラと生ハムXグリッシーニ、メインに手作り生パスタ(*)のボンゴレ、フロマージュ4種の後にいただきました。軽いのでぺろっといけます。食後のデザートにぴったり。
*粉と卵と水で初めて自家製生パスタを作りました。びっくりするほど簡単で、かつ、これまで食べた生パスタでいちばん美味しかった・・あらためて紹介しますね。
〜
コペンハーゲンの悲劇(のおかげ)でパスポートの更新完了。週末はブルターニュを冒険してきます。また海辺の朝ヨガもやりたいな。
最近食べ過ぎてて、理想体重+1kgでのフランス行き。
向こうでは悔いのないよう食べるとして、もどったら週末太りは三日で戻すプログラム、おやつは一週間 Overnight Oatsとバナナアーモンドバター 限定で引き締める予定です。だいたい夏なのに太るってどういうこと・・
こういうことしてるからなんですけどね
クレメ・ダンジュとロワール地方ナント発祥の焼き菓子、ラム酒たっぷり「ガトーナンテーズ」も続けて作りました。これも超絶美味しいのでレシピ紹介しますね。世界には知らないおいしいものがまだまだあるんだなあー(遠い目)
これまでフランス・イギリスで学んだお菓子・料理はこの記事にまとめてあります
フランス家庭で学んだレシピまとめ:アルザス風ピザ(タルトフランベ/フラムクーヘン)
ネットの調子が悪くて更新の間が空いてしまいました。いろいろあったロンドンですが、元気でいれることに感謝しながら美しい夏のイギリスを過ごしています。今日もバレエのレッスンで汗を流してきます。みなさまどうぞよい週末を!