Goサイン/舞台裏(これまでの道のり#4) | おいしく、楽しく、美しく!

おいしく、楽しく、美しく!

自分らしく豊かに生きる。心と身体の調律
Private Salon
Le Papillon Bleu



はじめてみる舞台裏。ヌレエフの巨大な肖像


父登場やゴンタくんのお菓子作りデビューで間があいてしまったけど、道のりシリーズ続き、決定打となった粋なGOサインのこと。


<これまでの流れ>

運動音痴だった私が大人バレエをはじめ、3年後にロンドンで体験した舞台
 
#0 初のチュチュ。バレリーナ生活を体験

そこにいたるまでの道のり

#1 次のステージへ向かう前に

初めて観たバレエ、英国ロイヤルバレエ団のロミオとジュリエット、そしてラ・バヤデールに魅了される。一年後、ロミオを踊ったプリンシパルダンサーと出会い、流れでバレエを始め・・おもわぬ身体の変化、発見、うれしいミラクル、そしてやってきたロンドン駐在。

#2 最初の壁を超えたとき

家さがしで訪れたロンドン滞在中、憧れの「ラ・バヤデール」の上演が。主演はまさにわたしの背中を押してくれたスティーブン・マックレー。ロンドンでバレエのレッスンに通いはじめまもなく壁にぶつかり・・ できない自分に向かうことで得た喜び、学び。

#3次の壁。指令か魔法か偶然か

最初の壁を越えると次の壁。魔法(もしくはネタ?)のような偶然の一致やおもしろ出来事に導かれるうち、これはサインなのかなとおもいはじめ・・








日本のように大人バレエの「発表会」がないイギリス。でも舞台で踊るチャンスがあると知って来年は舞台で踊る。ロンドンで!と決めていました。


その後まもなく、パリオペラ座のラ・バヤデール(ヌレエフ版)のドキュメンタリー番組に出会い、家で繰り返し観てはますますその世界観に魅了されていました。


今年の春、たまたまラ・バヤデールをもとにしたコンテンポラリー作品がロイヤルオペラハウスで上演され


コンテンポラリーなので内容はだいぶ違うんだけど、最も幻想的な場面 Kingdom of the shades (影の王国)はでてきて、美しい音楽と動きを身体にしみこませるように夢中で観ていました。


帰り道、歩きながら頭のなかでいや身体も半分くらいそのステップをふんでいて (相当怪しいです)


ああ、バヤデール好きだなあ・・ あの音楽で、あの場面を踊れたらどんなにすてきだろう


でも舞台で踊る機会があるといっても、演目にラ・バヤデールが選ばれる可能性はあまりにも薄く(やはりそこは白鳥の湖やジゼルなど誰もが知っているメジャーな作品になる)


だからこそ余計に想いを募らせながら、レスタースクエアの駅のホームに立っていました。


電車を待つ間、ふと iPhoneをみると直前に一通のメールが届いていて


開封すると





舞台で踊る経験をしませんか?


今年の演目はラ・バヤデール



(・・という今回参加した会の案内メール)



え、これドッキリかなにか!?


たったいま自分が、そんなことができたら・・と想いを募らせていた「そのまんま」な内容がメールでやってきて


ていうかなにこの神がかったタイミング 



夢でもみてるのか、からかわれてるのか(誰に?)

おもわず周りをキョロキョロみまわして


そのあと可笑しくなって吹きだしてしまい(これってネタでなければなんなんだろう?)




前回も十分「神様、はい、わかりました」と思ったけど、


とにかくGO!!!! って言われてることだけはわかった。


「今年は舞台で踊る」と言いつつも、頭の隅っこでは「このレベルで参加してどうなるのかな大丈夫かな」と一抹の不安があったのですが、案内メールそのものが「お告げ」のようだったので(笑)こりゃもう不安とかなんとか言ってる場合じゃないわと覚悟を決め。


あたりまえだけど、これって全部偶然で


偶然だからこそ、メッセージ(サイン)なんだなと。


ていうかこんなわかりやすいサインもらって気づかない人いないですよね。


神様の粋な仕掛け。どんなに難しくても大変でも、これをやりなさいってことなんだなって確信してチャレンジしたのでした。


* バレエの神様がほほえんでくれてると思った()と書いたシンクロは、そのことでした。



(ラ・バヤデールは実際、お手伝いにきていたロイヤルバレエスクールのSam(すごいジャンプしてた子)ですら観たことないと言ってました。ほんとによく選ばれたものだな・・感涙)



そんなわけで、今夏の初舞台、意味があってここに立ってるんだろうなって思ってました。


結果は先日書いた通りで、感激と達成感と悔しさと衝撃のまじった感じ。あのスケジュールであれだけ振りを覚えてはじめて人前で踊ったという事実だけでも、自信につながりました。


結果がどうだったかということよりも、そこにいたるまでの努力とそこから得たものがいちばんの宝で、それを持ってつぎのステージに向かいなさいってことだと思います。





いつもの逆方向からみるビュー


#0 初のチュチュ。バレリーナ生活を体験

#1 次のステージへ向かう前に

#2 最初の壁を超えたとき

#3 次の壁。指令か魔法か偶然か


今日のフォトはロイヤルオペラハウスの舞台裏。じつは今回のご縁から、英国ロイヤルバレエ団のスタジオで元ダンサーからレッスンを受けることができたんです。中に潜入して大興奮でした。その話もまたあらためて。

ゴンタくんがお菓子初挑戦で作ったフランス風りんごのタルト、美味しかったのでレシピも公開しますね!