中学を卒業したとある年の三月、時間を持て余していた私は昼近くに起きた。
両親は仕事へ。きょうだいは皆学校へ行っている。静まり返った家には自分一人だけ。
何処からか楽しげな人の声がする。
カーテンを開けると自分の将来を歓迎するかのような目を遮るほどの陽が注いでいる。
間もなく私は高校生になる。
残念ながら公立は落ちて私立に行くことになっていた。
どんな高校生活を送ることになるのだろうか。
この時の私は希望に満ち溢れ、何ら不安など無かった。
トイレの後、私は洗面所で顔を洗った。
直後に鏡を見て私は絶句した。まさか体も?と思い恐る恐る体を見てみたが、まさかと思っていたことが現実に起きており私は絶望した。
明るい未来が待っていると思っていた高校生活は、一瞬で希望から絶望に変わった。
この時はまさか自分が病気になって長い間 引きこもるとは、思ってもいなかった。