田舎あるあるで、ご近所に話好きのおばさまがいる。

ワンコの散歩で我が家の前を通る時があり、ばったりと会うと話が止まらない

夫のこと…

孫のこと…

世の中のこと…

話は次から次へと尽きない

そして、中々帰ろうとしない(笑)

私は「うんうん、そうなんだ、へえ～」を繰り返す。

自分の考えや意見は言わない。

ひとしきり話終えると、満足して帰って行く。

そして私は話の内容は全く覚えてはいない

なぜなら彼女はただ、聞いて欲しいだけだから。

だから、私はただひたすら聞く。

聞くけど、受け止めずに流していく。

50年数年生きて自然に身に付いた

『聞き流し術』である。

田舎や都会関係なく、人は話相手を求めている。

特に年金暮らしのお年寄りは話出したら止まらない。

話を聞いて欲しい人が、周りにわんさかといる。

彼らは意見は求めてはいない。

ただ聞いて欲しい

ただ認めて欲しい

ただわかって欲しい、など………様々だ。

話を聞いて私がなんとかしてあげようとも思わない。見守ることも愛なのだと捉えている。

彼らは話すことで自問自答し、自分で答えを見つけることが出来るから。(全員ではないが)

相談はまた別で、意見を求められたら自分ならこうするなどの話をする。

そしてその話も、自分の中には溜め置かない。

人様の問題は人様が解決することであり、自分の問題ではない。

そこの線引きをきっちりとする。

若い頃はそれが出来なかったから、人様の問題も自分事に捉え、または持ち込みいつも頭を抱えていた。見守るという事が出来ずにいた。

そんな経験も必要だったなと、今は思う。

そんな私も、話出したら止まらない話題がある。

地球の素晴らしさ、自然の偉大さ、土や植物、微生物の話をする時、止まらなくなる

ただ、私の話を理解出来る人は中々いない。

皆、日々の生活をこなす事に必死なのだ。

そして、興味を持つ人あまりいない。

それでいい。

私は私がわかっていればいいのだ。

誰かに認めてもらいたいという承認欲求は、もはや無くなりつつある。

誰かに理解してもらえずとも、自分が自分を理解していればいい。

そんな風に思えるようになったのも、気づきを与えてくれた家族だったり、縁があった様々な方々のおかげさまなのである

また、大自然の全てが美しく愛おしい…

そう思えるようになったのは地球のおかげさまなのである

※『聞き流し術』でも気になったり引っ掛かる内容は、自分の心の中に問題があると捉えてじっくり観察するようにしている。

『なぜ気になるのか、なぜ違和感があるのか』

言葉を投げ掛けた相手ではなく、自分の中に原因があるのだと考えるように意識している。

毎日が平和な日々🌱