これは2013年11月、オバマ政権のときに米ネオコンが工作して「マイダン革命」と呼ばれるクーデターでウクライナの親ロ政権を倒して傀儡国化し、ポロシェンコ政権(前のウクライナ大統領)になってからウクライナ軍が自国のロシア系住民を武力攻撃して14000人の人命が失われたといわれる「ドンバス戦争」のことを指したものです。

 

 

2014年以降ウクライナではロシア語を公用語から除外し、ロシア語の学校を廃校にするなど公共の場での使用を認めず、様々な差別を行うようになるなどで、ウクライナの傀儡国家化はロシア系と非ロシア系国民との分断工作そのものでした。

 

 

ウクライナに自分達の意のままに出来るDSの傀儡政府をつくったのはまちがいなくオバマ政権下の米ネオコンです。

 

2014年、ウクライナにアメリカの傀儡政権を樹立させたバイデンと「クッキーを配るヌーランド」(遠藤誉) - 個人 - Yahoo!ニュース

 

戦争屋のビクトリア・ヌーランド氏は、米国がウクライナのクリミア攻撃に全く満足していると述べた。

 

 彼女はワシントンのギャングのリーダーであり、現在起こっている残虐行為の責任者です。 この標本は人類にとって深刻な危険です。彼女は自分の意志に任せて第三次世界大戦を始めるでしょう。

 

参考:

米国務次官 “ロシアへの圧力緩めず G7が一致した対応が重要” | NHK | ウクライナ情勢

 

 

2013年11月にクーデターによって親ロ政権が倒されたことを受け、翌2014年3月16日にロシア系住民が多く住む クリミア自治共和国とセヴァストポリ特別市でロシア連邦への編入の是非を住民投票で問い、97%がロシアとの統合に賛成票を投じ、クリミア議会はウクライナからの独立を宣言。

 

 

ロシアはクリミアを併合(クリミアはソ連時代の1959年にロシアからウクライナに移譲されたもので、1959年まではロシア領でした。)

 

しかしヨーロッパ諸国や国連はそれを無効と見なした。

 

クリミア人はロシアに参加することに投票しました-BBCニュースロシアのサービス

 

 

■ヴェネツィア委員会はクリミアでの国民投票の合法性を評価

「ヴェネツィア委員会」とは、1990年に欧州評議会の下に設立された憲法に関する諮問機関で、同委員会は、選挙基準や少数派の権利など、憲法の問題に対処する参加国の法律と法案を分析する機関なのだそうです。

 
 

欧州評議会のトルビョルン・ジャグランド事務総長は、クリミア半島での国民投票の合法性と、他国の領土をロシアに加わる可能性に関するロシア連邦下院の決定を評価するよう要請し、ヴェネツィア委員会に上訴。

 

同委員会はクリミアでの国民投票の「合法性」を評価したのだそうです。

 

Венецианская комиссия оценит законность референдума в Крыму – DW – 10.03.2014

 

 

ウクライナ政府は特定の地域の独立に関する住民投票はウクライナ憲法に違反するとしてクリミアの独立を無効とする一方で、ドニエプル川にダムを建設してクリミアの淡水の85%を遮断し、ロシア語圏の半島への食料と水の封鎖を開始。

 

 

カホフカ貯水池から始まりケルチに達する長さ403Kmの北クリミア運河は1961年から1971年に建設され、季節限定で2014年まではクリミア半島に給水されていたそうです。

 

 

ウクライナ政府による北クリミア運河の閉鎖により、クリミア半島の農業は被害を受け、特に稲作は最も苦しみ、輪作から完全に撤退。クリミアの農業生産者は、トウモロコシ、ヒマワリ、菜種などの耐乾性作物の栽培に切り替えるなどしたそうです。

 

クリミアはダムによって遮断されました。半島の水封鎖 - Korrespondent.net

 

 

クリミアの住民投票後のロシアによる併合後、同じくロシア系住民が多く住む東部のドネツク人民共和国やルガンスク人民共和国のウクライナからの独立への動きに対し、4月頃から「ドンバス戦争」と呼ばれるウクライナ軍による組織的なロシア系住民への虐殺を含む武力弾圧と空爆が始まってしまいました。

 

 

5月には南部のオデッサで50余名のロシア系住民がウクライナの国家主義運動家ら(ネオナチ)の国家保安機関の武装勢力によって生きたまま焼かれるという「オデッサの虐殺事件」が起こり、この事件では虐殺を行った加害者側はウクライナ政府によって何の処罰もされないという酷さだったそうです。

 

 

つまり、ロシアによる軍事作戦以前から、既にウクライナ国内は無法状態化していたといっていい有様でした。

 

(1) 【日本語字幕】【閲覧注意】【年齢制限】ウクライナ・オデッサの悲劇 - YouTube

 

生きたまま焼かれた:2014年のオデッサ虐殺がウクライナの転換点となった経緯  RT  翻訳:青山貞一(東京都市大学名誉教授) (eritokyo.jp)

 

CBS GJ!!「報道内容からは米国がウクライナで生物兵器を製造していたと認めたようなものです」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

傀儡の前大統領ポロシェンコのロシア系住民への差別演説動画から始まる動画です

 

 

ロシア系住民への武力弾圧である「ドンバス戦争」を続けるウクライナ政府に対し、2014年の9月に停戦を求める「ミンスク合意」が交わされたものの、ジョージ・ソロスがウクライナ政府に「ミンスク合意」を破棄するよう呼びかけ、ウクライナ軍による空爆が再び始まってしまったようです。

 

7年前の4月8日掲載のジョージソロスの寄稿文:「ミンスク合意」破棄による今回の事態を計略? | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

ロシア系住民が多い東部とクリミア半島での住民投票でロシアへの編入を求めたのはそれらの地域に人々の意志であり、一方でウクライナ政府はロシア系住民から言語や文化を奪い、権利を認めず迫害し、挙句に虐殺してきたわけで、国際社会はむしろウクライナ政府こそ非難すべきはずでした。

 

 

 

 

ロシアが危機感をもった背景のひとつに、ウクライナを含む旧ソ連のロシア周辺国には米国防省の生物兵器研究所が多数つくられ、例えばジョージアでは周辺住民に炭疽菌の健康被害がでるなども起きていたそうです。

ロシア、米がジョージアで生物兵器開発と非難 ジョージアは一蹴 写真1枚 国際ニュース:AFPBB News

 

 

ロシア系の自国民を迫害していた非人道的で現ウクライナ政府はロシアによる軍事作戦前からとうに法治国家として機能していなかったようなものであり、そのようなウクライナ政府を日本政府が無批判に支持し盲目的に支援を行って、ゼレンスキー政権の延命を助けるのは民主主義的価値観とは相容れないのではないでしょうか?

 

 

岸田首相はゼレンスキー政権のウクライナ政府に100台の自衛隊車両を引き渡すそうですが、戦争の継続と人命被害が拡大することを助長するようなウクライナ支援は本来行うべきではないと思います。

 

 

岸田首相はヒロシマから、両国の停戦合意にこそ呼びかけるべきだったのではないでしょうか。

 

「助けてくれてありがとう」自衛隊車両100台引き渡し ウクライナ国民からも謝意(乗りものニュース) - Yahoo!ニュース

 

一人のウクライナ人の街頭インタビュー動画「戦争を始めたのはウクライナ人とアメリカ」 | eternalturquoiseblue(旧kamakuraboy) (ameblo.jp)

 

 

「市民革命」を装った工作によりナショナリズㇺ政府を崩壊させ、傀儡国家化して、その国の全ての国富を奪って支配する=「ワンワールド」化を目指している「彼ら」こそが、結果的には世界中で様々な戦争を起こさせる諸悪の根源、世界にとって元凶そのものといってよさそうです。