ハードオフで110円のキーボードを買った。

富士通のFMV-KB321というキーボードだ。

普通のメンブレンでこれといった特徴があるわけではないのだが、見た目が良かったのと安かったので買ってしまった。もちろん（？）使う予定はない。

しかしこのKB321、日焼けは少ないのだがめちゃめちゃ汚れている。

あまりに汚かったので写真は撮らなかったが、キーの下にゴミが溜まりまくっているのが隙間から見えた。

ので、分解して清掃することに。

まずはキーを外す。指だけで簡単に取れる。

すると白いベースみたいなものがあるので、これも外す。これも指で取れる。

メインのEnterと、テンキーの+、0、Enterのベースは他と材質が異なるのか色が違う。

それにしても汚い。

キーとベースをすべて外したら、爪を外して2枚におろす。

ケーブルが出ている上側から爪を外していくのだが、ここが一番難しかった。テンキー部の爪がとにかく固くて、折ってしまうんじゃないかと思った。

ちなみに下のメインのキーとテンキーの間のHみたいなフレームは爪で止まっていて外せる。

基板。

キーボード裏面には1998-02とあったが、こちらには0498と書かれている。

今更だがこのKB321はマレーシア製だった。

2枚におろしたらラバードームや電導シートなども外してそれぞれ清掃する。

大きい外装2つは歯ブラシとメラミンスポンジで水洗い。

キーも同じだがこちらはマジックリンを使った。

ベースはひとつひとつ洗うのが面倒になったのでマジックリンをかけてしばらく放置し、水で流すだけにした。見えない部分だから多少汚れてても気にならないのでいいか。

ラバードームもマジックリンで洗った。

電導シートは3枚重ねになっていて、これはアルコールティッシュで軽く拭いておいた。

乾燥させて組み立てたのがこちら。

素の状態が元々良かったのでクリーニングによって新品並みに綺麗になった（流石に言い過ぎ）。

メラミンスポンジでこすったことにより、溜まっていたゴミだけではなく細かい汚れも落ちて気持ちが良い。

ただ少しやらかした点があって、キーの印字がやや薄れてしまった。おそらくメラミンスポンジで削れてしまったんだろう。

次からは印字部分は歯ブラシで磨くだけにしよう。

この記事も今回綺麗にしたKB321で書いている。個人的にはキーストロークが浅い方が好きなので今後これをメインで使うことはないと思うがそれでも打ちやすいキーボードだと思う。

まあ使わないにしろ状態の良いキーボードのコレクションが増えたので満足。

FMV-KB321の分解と清掃