解決すること に疲れてしまった、というのがあると思う。

問題が起きた時、解決する事はできた。私はずっと彼を見てきたので、問題とのうまい付き合い方はもう知っていた。どういう反応をすれば、どういう考え方をすれば丸く収まるのか、わかっていた。そして、そうして一緒に居続ける事は、前向きな一つの正解だったと思う。

でも、それを繰り返して関係を続けていくことができなかった。そして、続けない道を選んでみた。

続けない道があることは、ずっと頭の中にあった。それでも、一緒にいる幸せが尊くて、自分で言うのもなんだがとても思いやっていた。彼との関係にとても感謝していた。
彼に対する努力に見返りは求めない、だって、優しさだっていつも一方的なものだと思うから。ただ、私が思いやっていたことは事実で、大事なのはそれに対する相手の反応。そこに良いも悪いもない。その反応で自分が明るくいれるか。

明るくいれなくなっていた。努力をすればいることはできた。いる方法は知っていた、でももう、それもやめてみようと思った。ついに、という感じもする。

変わってもらわなければならないと思った。それを伝えたが、あまり手応えを感じなかった。

伝えることの難しい相手だったけど、感謝の気持ち、本当に大事にしていた気持ちは伝わったのかな。
彼は私に伝えたいこと、もっとなかったのかな。