今日は粘土方少し離れて
年度末から、家庭訪問までたくさん考え深いことがありました。
大切なお友達の引っ越し、そして大切なお友達の帰国や結婚。
桜の季節って、2.3年前まではなんだかウキウキしたのに、
お別れの時期でもあったりして、少し物悲しい季節になりつつあります。
子供たちの成長も、また一つの要因かな。
少しづつ親の手から離れていきます。

昨日、ある尊敬する方から、素晴らしい言葉をいただいたので
ここに記録に残しておきます。

まずその言葉というのが

手を尽くして説明しすぎない


です。
私のつたない文章では、あまり伝わらないかもしれないけれど。

その方は娘の習い事の先生なのです。
週2回何年もお世話になりました。
習い事のスキルはもちろんですが、
アラフォーの私から見ても人間力のある
素敵な女性で、あんな大人の方に
子供の成長過程に力を貸していただいて、
本当によかったと思っています。
抑揚なくお話になり、
褒めることがとても上手で
でもできないときにもそっと見守って
あまり手を貸さない。
そんな姿勢が、お母さんになりたての
若かった私にはとても新鮮でした。
まめまめしく、手を焼いてあげるのが
いいのだと思っていたから。
昨日で娘はそのお教室をいったん卒業しました。
長い間お世話になったので
終わった後、ご挨拶をさせていただいて
お話する時間を作ってくださいました。

あのお教室に通ってから
私の子育ては一変しました。
長女は、今思うとなんだかわかりませんが
方に力が入りすぎていたのですね。
ちゃんとやらせなくちゃと、がみがみしていたと思います。
何カ月かお教室に通い、褒められてうれしそうに、
そしてできないときにも
あきらめないで向き合う力をつけてもらった子供を見て、
ああ、私はあまり口を出さないほうがいいなと
先生にお任せしたほうがいい、
そう感じて、環境を整えるだけにとどめました。

できたときに褒めることはもちろんですが、
喜ぶけれどあまり褒めすぎない。
できなかったときに怒らない、できないとだめな子と感じてしまうから。
何かができなかったり、試合の結果がいまいちだった時に、
一番がっかりしているのは本人だから、
ここまで頑張れたことは素晴らしい。
必ず力になっているし、頑張っている姿が素敵だったよ。
頑張ったこと知っているよ。
周りにあんまり合わせようと、人と比べたりしなくていいんだ。
嫌なことは、いやって言っていいんだ。

ささいな一つ一つですが、
あのお教室に通いながら、私がお母さんとして
教えてもらったあれこれでした。
なにか言葉を尽くして教えてもらったのではなく
子供たちに向き合う先生を見て
私が感じたことでした。


そして昨日、先生が言った

手を尽くして説明しすぎない

という言葉。
私の頭に体にすーっと入ってきました。
家に帰ってきて、急いで大切な言葉と書き留めました。

大人はその過程をよくわかっているから
あれこれと説明することはできるけれど
それをすると子供の力にはあまりならない。
そこまでの道筋を自分で考えて
自分の力で答えを導き出すこと。
いろいろなことに言えると思いました。

すごしやすい環境を作ることにとどめ、
楽しく子育て、自分育てをしていこうと
昨日はなんだか特別な一日になりました。


あさってから、2日間モラージュ柏さんにお伺いしますが
私の友人の娘さん、はじめて働く高校生がちょっとしたお手伝いに来てくれます。
先生のようには無理だけれど、初めての仕事が
働くことはとても楽しいと思ってもらえるように
見守りたいと思います。

かかわってくださっている、すべての方に感謝です。
さてー、たくさんこねこねいたします。