あの日から12年。


早いようで、長かったようで、なんとも言えない気持ちです。


yahooサイトでの3.11が始まってから毎年欠かさず、この日に投稿をしてきました。



今年、長女が中学を卒業しました。


気がつくと、コロナ渦で卒園式から9年ぶりに卒業式に親が参加しました。

9年ぶりという数字にショックを受けました。


自然災害、未知のウィルスなどは私たちの生活を本当に一変させてしまう。


晴れの日をやっと見れた。

とても嬉しかったです。



当時、彼女は三歳児クラス。


お昼寝がそろそろ終わる時間帯でした。


パジャマのまま、先生に促され非常階段へ。

降りられない子達を先生は二人三人と抱えながら駆け降りてくれました。


寒い中、園庭にみんなで固まって座り揺れが収まるのをじっと待っていたようです。


泣き出す子もいました。

娘は頬がひきつり、私が18:00に迎えに行っても笑顔はありませんでした。


先生が絵本を読んでくれても、抱っこしてくれても顔が強張ったまま。


息子と元夫の迎えもあったので、義母に預けましたが、パジャマから洋服に着替えることを拒み、義母にしがみついていたことを覚えています。


卒業式、前をしっかりと見て自分の行きたい高校へ入るために勉強し、親も担任も合格は難しいかもしれないと内心思いつつも、彼女は無事に受かりやれば出来るという自信と、好きなことへの探究心に溢れ旅立ちました。


まだまだこれから大変な思いもするでしょうが、親は見守るだけです。


12年、この日だけはあの日、あの時を思い出し、亡くなられた方々を偲びたいと思います。