「先日、王様より私が貰い受けた物を覚えておいでですか?」
王はふと考えると、
「私が書いた絵、ですか。」
「はい。それがムガクシにより盗まれ、盗んだ者は死にました。」
「何と!?」
王が立ち上がり驚く隣で王妃は両手を口に当てている。
シャインは物静かにだが、少しの怒りをただよわせながら
「現在、禁軍により捜査が始まっておりますが不味いことになるかもしれません。」
「というと?」
王妃はシャインの目を真っ直ぐ見つめていた。
「未来、先の世が変わるかもしれません。」
シャインのただならぬ雰囲気に王は、ゴクッと喉を鳴らし立ち尽くしていた。
「ん?なんだ、テヒョン。
お前どうやって此処に来た?」
「扉を使いました。」
「ん?こっちからは行けてもそっちからは使えないはずじゃ?」
「?普通に使えました。」
「マジか。
はあ、何のために毎回苦労してたのかわからないなぁ。
で?」
「こちらの動きが変わって来てます。」
「ほう、そうか。
だからお前が此処にいて、ファルコンがキレてるのか。」
「キレてない。」
「まあ、いい。
ファルコン、シャインが怒ってた理由はなんだ?」
「よくわからんが、絵が盗まれたらしい。」
「絵、か?
何が書かれてた?」
テヒョンは一歩前に出ると、緊張した面持ちで
「王と王妃。そしてウンスとチェ・ヨン更にお三方です。」
「・・・それが問題、何だな?」
「はい。かなり不味いことに。」
ファルコンとテサンは顔を見合せると、王の執務室へと急いでいた。
台風一過の晴天❗️
暑いです・・・(;´Д`)
皆様、被害に合われてないでしょうか?
此方は多少の被害はありましたが、生活には支障は無さそうです。
千葉は、停電で大変だとニュースで聞きました。
熱中症には気をつけてお過ごし下さい。