こちらは、昨年の今日。
ギリギリに投稿した物のヨンversion。

昨年のは探してくださいね🎵d=(^o^)=b




俺は、携帯のメッセージを確認した。

『ごめん。急患。遅れる。』

待たされるのはいつものことだ。
まあ、気長に待つさ。夜は長い。



確かに長い。でも、如何せん今日はChristmasだぞ。
彼氏をレストラン個室にこんなに長く待たせるなんて、彼女としてどうなんだ?

コン、コン。

「どうぞ。」

ドアが開き、ギャルソンが頭を下げながら入ってきた。

「チェ様、お待ちいただいている間何か飲み物でもお持ちしますか?」

「いや、連れが来るまで待つ。
すまない、気を使わせてしまって。」

ギャルソンは、微笑むと頭を下げ、ドアを閉めて部屋を後にした。


ウンス、早く来い。
日付が変わってしまうぞ。

窓の外は街路樹に色とりどりのイルミネーション。

恋人たちや家族たちが思い思いに、Christmasを楽しんでいる姿をヨンはレストランの窓から眺めていた。




バタバタバタ。

来たな。

ヨンはフッと微笑み、部屋の中にある大きなX'mastreeの影へと姿を消した。

部屋のドアが開き、ウンスが回りを見回しながら

「ヨン?どこ?いるんでしょ?」

俺はサンタの格好をしていた。
恥ずかしいから嫌だったんだ。
でも、絶対ウンスが喜ぶからとウンスのお母さんが言うから仕方なく。
言い訳だな。
諦めるか。

「ウンス、後10分遅かったら帰ってたぞ。」

俺がX'mastreeの後ろから出ていくと嬉しそうに微笑むウンスの顔があった。


やっぱり、喜ぶんだな。
お母さんは偉大だ。娘の気持ちなんてお見通しなんだな。

「merryX'mas、ウンス。」

俺は言い終えると、抱えていたプレゼントを床に置いて、ウンスを優しく抱き締めた。

ホント、ギリギリセーフだぞ。
俺は、ウンスを離すと膝まずきジャケットに隠したcaseを取り出す。
caseを開け、ウンスに中身を見せながら言った。
たった一度しかいないと決めていた言葉を。


「ウンス、愛してる。
これからもずっと一緒にいて欲しい。
結婚しよう。」