ニーム(NEEM)とは…

 

インドでは街路樹として知られているニーム。ニームはインドの伝承医学アーユルヴェーダには欠かせないハーブの1つです。ミラクル・ニームとも呼ばれ、万能樹として樹皮・種子・葉に至るまであまるとこなく活用されます。
ニームは人や哺乳類には無害ですが、ニームに含まれるアザディラクチン(Azadirachtin)という成分が、害虫忌避に作用し、無農薬を可能にする自然の害虫忌避剤として利用されます。
アザディラクチンは特に種子に多く含まれ、ニームオイルとして使われます。

アザディラクチンは樹木全体に含まれる苦味成分で害虫が嫌い、有機農業の防虫対策として有効です。
アフリカのスーダンでイナゴが大量発生し、あらゆる木葉や野菜類が食べつくされましたが、ニームだけは食べられずに残ったことがあり、ニームの有効性が研究されるようになりました。

 

 

 

(株)マギーでも、イモムシにアボカドの葉とニームの葉を与えた結果、ニームの葉は全く食べられなかったという実験結果が得られました。

ニームの葉はまったくかじった後がありませんでした。
アボカドの葉はきれいに食べられてしまいました。



またニームには多くの種類があり、害虫に効く種類と効かない種類があります。さらに同じ種類のニームでも、樹齢15-30年の青年期のものがよく、若木は小さいことがわかっています。

ニームの成分は「トリテンペル」という天然有機物に属し、具体的には「リモノイド」であるとされています。(リモノイド:-植物由来のファイトケミカル(植物二次代謝産物)で 主にミカン科(柑橘類)やセンダン科(ニームなど)に含まれる苦味成分のこと)。ニームのリモノイドは今分かっているものだけで19種類あり、このうち重要なものは「アザディラクチン」、「サラニン」、「メリアントリオール」、「ニンビン」です。

 

【アザディラクチン】                                                     「アザディラクチン」は防虫効果の主役です。                                  即効的に害虫を殺す事は無いですが、害虫を追い払ったり、害虫の成長や生殖を抑制する働きがあります。多くの種類の害虫や線虫が摂食出来なくなったり、食欲が減退したりします。その効果は絶大で、「アザディラクチン」の痕跡があるだけで、ニームに触りもしない害虫がいる位です。「アザディラクチン」の化学構造は「エクダイソン」という昆虫の脱皮や変態を促進する全胸腺ホルモンに似ています。脱皮や変態が正常に行われる為には、様々なホルモンとその他の生理的な変化が巧みに一致する必要がありますが、「アザディラクチン」は「エクダイソン」の正常な働きを阻止する作用があると考えられます。「アザディラクチン」が作用すると害虫は脱皮できず、やがて死んでしまうのです。                                       

【メリアントリオール】                                                    もう一つの摂食抑制物質である「メリアントリオール」はごく低い濃度でも昆虫が餌を食べなくなる働きがあります。インドでは伝統的にNeem(ニーム)が防虫剤として使われてきたが、これは、「メリアントリオール」の働きによりバッタが作物を食べなくなるからだ、という事が最近科学的に明らかにされました。  

【サラニン】                                                         Neem(ニーム)から取り出された第3のトリテルペノイドは「サラニン」であります。                  この物質は研究の結果、摂食を著しく抑制するが脱皮には影響を及ぼさない事が明らかにされています。移動性のバッタ、アカマルカイガラムシ、コロラドハムシ、マメコガネ及びイエバエ等に対する効果は実験でも実証済みであります。

【ニンビン、ニンビディン】                                                「ニンビン」と「ニンビディン」は抗ウィルス作用のある事が分かっています。                      ジャガイモXウィルス、ワクチンウィルス、鶏痘ウィルスなどに作用します。                      作物や家畜がかかる、こうしたウィルス病を予防する道が開かれる可能性があります。


マグー農園では、ニームの葉(お茶などでも可能)を煮出したものを希釈し、夕方に散布しています。
アザディラクチン(ニーム由来成分)は紫外線に非常に弱く、光分解によって効果が急速に低下します。特に日中の直射日光下では分解が進みやすく、残効が短くなることが知られています。
ニームオイルは約24時間程で分解され、光と水の存在下で100時間以内に生分解されてしまいます。(ニームの種類や濃度、環境条件(光量・湿度・温度)によって分解速度は変わります。
そのため、ニームの散布は夕方から夜間の散布を推奨します。日光が当たらない時間帯に散布することで、分解を遅らせて効果を長持ちさせ、葉にしっかり成分を残します。紫外線が当たりにくい葉裏に散布することで、さらに効果的です。
 

 

 

 

 

 

 

 

 

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