とうもろこし粉の皮にいろいろな具を詰めたアレーパは、ベネズエラで小腹がすいた時の強い味方だ。
ベネズエラの首都、カラカス。ここでは熱々のアレーパを売る屋台や食堂が、蒸し暑い夜を徹して営業を続けている。途切れることのない客の要望に応えているのだ。ベネズエラの人にとって、アレーパはなくてはならない日常食だ。
見た目はイングリッシュマフィンのようなアレーパは、食べておいしく、作るのも簡単だ。材料はコーンスターチと水と塩だけ。ベネズエラの人はこれを朝食やおやつにし、あるいは料理と一緒に食べる。もちろん夜遊びの後に小腹がすいたときにもつまむ。
彼らにいわせれば、アレーパには無数の食べ方がある。テニスボール大の生地を手のひらで平らにしたら、揚げてよし、焼いてよし、“電気アレーパメーカー”で調理してもよし。
皮ができたら、次は何を詰めるかを考えよう。アレーパは薄切りにしてバターを塗るだけでもおいしいが、レイナ・ペピアーダ(鶏肉とアボカド)やドミノ(とけるチーズと黒豆)といった具も試してみよう。
カルネ・メチャーダ(細切りの牛肉)入りのアレーパは、しばしばチーズかトマト、野菜ソースと一緒に出る。
甘いものが欲しい時は、塩の代わりに砂糖を使ったアレーパ・ドゥルセを頼もう。アレーパ片手に公園に行き、ヤシの木陰でひと休みというのも楽しい。
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■ベストシーズン ベネズエラへの旅はあまり季節を選ばないが、乾期(9~4月)がおすすめ。
■旅のヒント カラカスの繁華街、サバナグランデ地区では、買い物とアレーパの両方が楽しめる。カサノバ通りの「アレーパ24オラス」は、アレーパを売る店のご多分に漏れず、24時間営業だ。アレーパはカラカスに限らず、ベネズエラ全土と隣国のコロンビアで味わえる。
【見どころと楽しみ】
<ベネズエラの味>
・アレーパから肉料理まであらゆるものに付いてくるグアサカカは、メキシコ料理のワカモレのベネズエラ版。アボカド、唐辛子、タマネギ、にんにく、パセリ、コリアンダーの葉で作るアボカドのディップだ。
・ゆでた牛肉を手などで裂いて黒豆のソースと混ぜたのが、ベネズエラの人の大好物、パベロン・クリオロ。米、揚げた料理用バナナ、卵などを添えて出す。
・カチャーパはモッツァレラ風の白くて柔らかいチーズをとうもろこし粉のパンケーキで包んだもの。しばしば朝食で出される。
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