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外食・中食・内食情報発進!

仕事と趣味が一緒になっちゃいました!

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トマトの収穫作業に追われる阿部さん(中央、東松島市赤井で)
 宮城県東松島市の被災農業者4人が設立した生産会社「イグナルファーム」(同市赤井)のハウスで、トマトが赤々と実り、収穫作業に追われている。

 社名のイグナルは「良くなる」の方言。出荷価格も予想以上の値がつき、復興トマトの栽培は、社名通りの上々の滑り出しとなった。

 イグナルは、30~40歳代の若手農家4人が、「このままでは地域農業が滅びてしまう」と昨年6月に設立した。社長を務める阿部聡さん(34)は同市大曲でトマトやコメを育てていたが、津波で家族5人を失い、自宅も流された。他の3人も畑や家を失った。

 4人は市内の内陸部に1ヘクタールの農地を確保し、国の補助金でJAが建てた鉄骨ハウス3棟を借り受ける形で農業を再開。5月末にトマトの苗計2万5000本を植え、7月中旬から収穫が始まった。現在では毎日1トン以上のペースで収穫。出荷価格は1キロ450~500円で、思っていた以上の値がついた。

 作業は日中の暑さを避けて早朝5時から午前中にかけて行っているが、パート5人を雇っても、手が足りない状況。お盆も休み返上で収穫にあたった。自宅が全壊した星名大地さん(34)は「予想以上の収量。毎日忙しいけど楽しい」と満足そうに額の汗をぬぐった。

 忙しい中でも、時間があると犠牲になった妻や子供、母のことが頭に浮かぶという阿部さん。最初に収穫したトマトは、仏前に供えた。「より効率的な作業工程の検討など課題もあり、これからが本番」と、阿部さんは気を引き締める。

 トマトの収穫は11月初旬まで続き、その後はキュウリを栽培する予定だ。



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