今日の絶景　　
　　

トルコ共和国　アララト山

ノアの方舟の伝説の山！トルコ東部の『アララト山』は、アルメニアや
イランとの国境に近いトルコ共和国の東端にある大小２つの山。
標高5,137mの「大アララト山」と標高3,896mの「小アララト山」から
成り立っています。
山の形状は、ほぼ同一の火口から噴火を繰り返して形成された
成層火山です。
かつては、アルメニア人が居住する地域の中心として、
シンボリックな役目を果たしていました。
旧約聖書の『創世記』に登場する「ノアの方舟」が大洪水に
見舞われた後、アララト山の上にとまったという物語により、
世界中の人々が知る有名な山となりました。
アララト山の頂は標高5,000m以上もあり、万年雪で覆われており、
聖域とされていたため、近年までは探検することが容易では
ありませんでした。
１９世紀以降、探検や調査が何度も行われ、山頂からノアの方舟の
残骸がみつかったとの情報もありましたが、研究者によって否定
されています。それでも信じている人々がまだまだいるのです。
アララト山のふもとの街、ドゥバヤジットは登山隊の基地としても
有名な街で、バスでここまで来たら、登山口までは車で行くことに
なります。
また、市街地から１０kmほど離れた山沿いには、
イサクパシャ宮殿という遺跡があり、ここから見えるアララト山は
雄大で荘厳な姿をしています。
アララト山の周辺に住む民族は、ほとんどがクルド人です。
羊の飼育と農業を営む半遊牧民生活を送っています。
辺境の小さな街にもかかわらず、アララト山とイサク宮殿がある
おかげで、様々な旅行者が訪れます。
異文化交流が日常的に行われている街なので、人々は皆、
温かくフレンドリーで旅行者の心を和ませてくれます。
同じく成層火山である日本の富士山と外見が似ていることから、
しばしば日猶同祖論の根拠のひとつになっている。
日本からイスタンブールまで直行便で約12時間。
イスタンブールから国内線に乗り換え、カルスまで飛行機で
2時間10分。
カルスからアララト山のふもとの街ドゥバヤジットまでバスで4時間。
アララト山の登山口には、車での移動になります。

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一度は行ってみたい世界の絶景 トルコ共和国 アララト山

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